睡眠の質を改善する原料のご紹介〜健康な毎日を左右する要として
健康づくりにおいて、睡眠の質を高めることの重要性が再認識されてきています。睡眠不足は、心身の不調や作業効率の低下などの影響があるほか、慢性化することで肥満や高血圧、心疾患などにつながるリスクも明らかになっています。
健やかな成長と健康寿命を延伸して心身ともに豊かな生活を送るために、厚生労働省は、2032年までに「睡眠で休養がとれている人の割合」を80%まで増やすことを目指し、推進していく方針を示しています。
この記事では、健康づくりにおける睡眠の重要性について解説するとともに、良質な睡眠のために役立つ栄養素や食習慣、関連商品をまとめてご紹介します。本記事を参考に、開発テーマや条件にあった原料探しの参考にしてください。
健康づくりにおける「眠り」の重要性
私たちの健康を保つ上で、十分な睡眠をとることは極めて重要です。睡眠不足が身体に及ぼす影響と、年代別の適切な睡眠時間、睡眠時間の現状について解説します。
睡眠不足が身体に及ぼす影響
睡眠が不足すると、日中の眠気や疲労感だけでなく、頭痛などの心身愁訴の増加、情動不安定、注意力や判断力の低下にもつながります。また、作業効率や学業成績の低下、うつ病など多岐にわたる悪影響が懸念されていて、場合によっては、事故などを引き起こすリスクもあります。
また、睡眠不足には、睡眠時間の不足だけでなく、睡眠の質の低下による睡眠障害も含まれます。こうした睡眠の問題が慢性化すると、肥満や高血圧、2型糖尿病、心疾患や脳血管障害の発症リスクの上昇や症状の悪化に関連し、死亡率の上昇にも関与することが明らかになっています。
ライフステージに合わせた「適正な睡眠」とは
適正な睡眠時間は、ライフステージ(こども・成人・高齢者)によって異なり、生活習慣などによる個人差もあります。
たとえば、高齢者の場合、長い睡眠時間は健康リスクにつながる場合があるので、8時間以内におさえる必要があります。一方で、こどもの場合、小学生は9~12時間、中学・高校生は8~10時間を目安に睡眠時間を確保するのが理想です。
また、適切な睡眠時間の確保だけでなく、日頃の生活習慣や睡眠環境を整えることも大切です。
<睡眠の推奨事項一覧>
全体の方向性:個人差を踏まえつつ、日常的に質・量ともに十分な睡眠を確保し、心身の健康を保持する
対象者(※) | 推奨事項 |
---|---|
高齢者 |
|
成人 |
|
こども |
|
※ 対象者:生活習慣や環境要因等の影響により、身体の状況等の個人差が大きいことから、「高齢者」「成人」「こども」について特定の年齢で区切ることは適当でなく、個人の状況に応じて取組を行うことが重要であると考えられる
※参考:健康づくりのための睡眠指針の改訂に関する検討会「健康づくりのための睡眠ガイド 2023 」
「睡眠で十分な休養がとれている」を2032年度までに80%へ
厚生労働省が推進している「21 世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」では、平均寿命が伸びる中で、国民の健康づくり運動を展開しています。そのひとつの目標として、2032年度までに「睡眠で休養がとれている」という人の割合を「80%」にすることを掲げています。
睡眠時間としては「6~9時間(60 歳以上は6~8時間)」の者の割合を「60%」 まで増やすことを目指し、推進していく方針を示しています。
※参考:厚生労働省「21 世紀における国民健康づくり運動(健康日本 21)」
※参考:厚生労働省健康・生活衛生局健康課「休養・睡眠領域資料(令和6年)」
「睡眠で休養が十分にとれていない」は約2割
20歳以上の成人を対象に行った「令和4年国民健康・栄養調査」によれば、「睡眠で休養が十分にとれていますか?」という質問に対して「あまりとれていない」または「まったくとれていない」と回答した人の割合は 「22.3%」でした。これは平成 21 年 の「19.4%」と比較して、有意に増加しています。年代別に見ると、30代から50代でその割合が高い傾向があります。
また、1日の平均睡眠時間の調査では「6時間以上7時間未満」の割合が最も高く、「男性 32.7%、女性 36.2%」という結果でした。また、睡眠時間が「6時間未満」の割合は、「男性 37.0%、女性 39.9%」で、男性の 30~50 歳代、女性の 40~60 歳代では4割を超えていました。
この結果を見ると、特に中年層における睡眠不足の傾向が顕著で、睡眠の質と時間の向上が必要であるといえます。
※参考:厚生労働省「令和4年 国民健康・栄養調査結果の概要」
睡眠の質を高めるために必要な栄養素と食習慣
睡眠不足を改善するためには、睡眠時間だけでなく、睡眠の質を高めることが重要です。それには、規則正しい生活や適度な運動習慣と共に、食事に気をつけることも大切です。
ここでは、良質な睡眠に役立つ栄養素3つと気を付けたい食習慣について説明します。
良質な睡眠のために役立つ栄養素
良質な睡眠のためには、次のような栄養素を意識して摂取することが有効です。
トリプトファン
トリプトファンはタンパク質に含まれる必須アミノ酸で、セロトニンやメラトニンの生成に関与しています。セロトニンには精神を安定させる作用、メラトニンには睡眠を促す作用があり、睡眠の質を向上させる役割があります。鶏肉や乳製品、バナナ、豆腐などに豊富に含まれていて、体内では合成できないため食事で摂取する必要があります。
GABA(ガンマアミノ酪酸)
GABAは神経伝達物質であり、リラックスやストレスの緩和に寄与します。GABAの働きにより、神経の興奮が抑えられ、入眠が促進されます。GABAは自然に体内でも生成されますが、食事からも摂取できます。味噌やヨーグルトなどの発酵食品、野菜、果物、緑茶などに多く含まれ、これらを摂ることで心身のリラックスを助けることが期待されます。
グリシン
グリシンはタンパク質を構成するアミノ酸の一種で、入眠を助ける働きと睡眠の質を改善する働きがあります。グリシンは肉類、魚、乳製品、豆類に多く含まれています。サプリメントとしても利用されていて、快適な睡眠を得るために役立つ栄養素です。
カフェインとアルコールには注意が必要
カフェインとアルコールは日常的に摂取されている飲み物ですが、良質な睡眠を確保するには飲み方に注意が必要です。
カフェイン
カフェインは覚醒作用があり、飲むことで集中力が高まる一方、睡眠の質を低下させる可能性があります。特に午後や夜に摂取すると、入眠が難しくなることが多いです。摂取後の効果が持続する時間を考慮し、寝る数時間前には避けるのが理想です。
アルコール
アルコールは、一時的にリラックス効果をもたらすものの、実際には睡眠の質を悪化させることがあります。アルコールを摂取すると、睡眠のサイクルが乱れ、特に深い睡眠が減少する傾向があります。また、夜中に目が覚めやすくなるため、翌日の疲労感を増す原因にもなります。
睡眠改善に役立つ原料のご紹介
高純度、 高品質、低価格な機能性表示食品対応GABAです。血圧(20 mg)、ストレス(28 mg)、睡眠(100 mg)、筋肉量(100 mg)のヘルスクレームについて対応が可能。
「睡眠の質の改善」「仕事や勉強などによる一時的な心理的ストレスや疲労感を緩和する」「血圧が高めの方の血圧を下げる機能」のトリプルヘルスクレーム届出実績があります。秋田県産米ぬかを発酵させ、GABAを10%含有させた機能性表示食品対応原料です。
深い睡眠サイクルをもたらすワイルドセージ代謝物。筋肉のたるみを防ぎいびきを改善、腸内マイクロバイオータを調節し、特にGABA産生細菌を増やす特徴があります。
ブルーメイジバイオテクノロジー株式会社の発酵技術でつくる高純度天然ギャバです。一つの原料で【血圧】【ストレス】【疲労感】【睡眠】【肌の弾力維持】の5つの機能性表示が可能です。
秋田県の特産品である清酒の製造工程中に大量発生する米ぬかを有効利用。植物性乳酸菌を用いて、酒蔵独自の発酵技術を応用して発酵させた「発酵もろみ」を乾燥した粉末素材です。 γ-アミノ酪酸(GABA)の含有量を4%規格しています。
麦焼酎の製造工程でできる「発酵大麦エキス」を用いて、乳酸菌発酵でつくる高純度ギャバ(国内製造)です。 豊富なエビデンスを有し【血圧】【ストレス】【疲労感】【睡眠】【活気・活力感】【肌の弾力維持】【筋肉量維持】に関する機能性表示が可能です。
100%大豆原料のこの乳酸菌は、健康・美容・生命のベースになる免疫力を向上させます。ABM乳酸菌(生菌)を日々服用する事で「IgAを有意義に上昇させ、感染予防効果を有する可能性」と「睡眠の質の改善する効果がある可能性」が示されており、「ヴィーガン」「ベジタリアン」の方にも最適です。
抗疲労、口腔ケア、睡眠の質向上、ストレス軽減など多くの機能性表示が可能な還元型Q10を一般食品、飲料に配合可能な水溶化粉末化。合わせて吸収率の向上も実現しました。
カフェインレス・低カフェイン
着色料無添加で加熱しても色が飛ばないので、抹茶飲料にも、抹茶スイーツ・焼き菓子や抹茶アイス・抹茶ソフトクリームにも活用できます。ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富、低カフェインで、美肌効果や腸活に役立ちます。
ケールを収穫後、ブランチングし、搾汁。 その後、搾汁液を粉末化。 元が液体のため、水溶けが良くザラつきが少ないのが特徴です。 またロットより原料の収穫時期、栽培農家まで確認・トレースすることが可能。カフェインを気にされている方にもおすすめです。
茶どころ静岡県牧之原市にて、土づくりから徹底的にこだわって仕上げた緑茶を丁寧に焙じました。 カフェインが少なく、また芳ばしい香りが特徴です。 無添加・無着色。
カフェインゼロ、砂糖の何百倍とも言われる自然な甘さのお茶です。原料は、ユキノシタ科の落葉低木ヤマアジサイやガクアジサイの変種で、摘んだ葉を天日干ししてから、揉んで発酵させて乾燥してお茶にします。自然の甘さの甘茶でほっこりティータイムをお楽しみください。
腸内環境を整える原料
腸内環境を整えることで、睡眠ホルモン「メラトニン」の生成が活発になり、質の良い眠りにつながります。「腸活原料」、および「乳酸菌」の原料商品はこちらの記事で紹介しています。
シェアシマ掲載の「睡眠改善系素材」をチェックする
健康づくりにおいて睡眠の質の重要性が見直されていて、良質な睡眠のために必要な栄養素を効率良く摂取することが大切です。
食品の企画開発をサポートする「シェアシマ」では、無料の会員登録で、商品ページの【規格書・商品情報をダウンロード】【サンプル依頼・問い合わせ】機能がご利用いただけます。
さっそくシェアシマで「睡眠改善系素材」商品を調べる
おすすめ記事
酸化防止剤のご紹介〜食品の風味や色、保存性を長持ちさせる添加物〜
食品の品質劣化の主な原因の一つが、食品に含まれる成分の「酸化」です。酸化が進むと、食品は色や風味が損なわれるだけでなく、栄養価が減少したり、酸化によって発生した過酸化物が原因となり、吐き気や嘔吐などの中毒症状を引き起こすこともあります。今回は、食品の酸化を防ぐための「酸化防止剤」の活用法やそのメリット、さらに世界規模でのニーズや動向についても紹介します。本記事を参考に、開発テーマや条件にあった原料をぜひ見つけてください。酸化防止剤とは酸化防止剤は、食品の酸化を防ぐために使われる添加物です。食品が空気に触れることで酸化が進むと、色や風味が変化し、栄養価も低下します。酸化防止剤は、こうした劣化を防ぎ、食品の品質を保つために使用されます。つまり、酸化防止剤は、食品の成分に代わって自ら酸化されることによって、食品の品質の低下を防ぎます。代表的な酸化防止剤酸化防止剤は、大きく分けて「脂溶性」と「水溶性」の2つに分類されます。食品に含まれる成分に適した酸化防止剤を適切に使用することが大切です。脂溶性酸化防止剤油に溶けやすく、主に油脂の過酸化物の発生を抑える目的で利用されることが多いです。
特集|フェムケア素材〜女性特有の健康課題を身体の内側からサポート
女性特有の健康に関する悩みを解決する商品やサービスのことを「フェムケア」、「フェムテック」といいます。近年では、新ブランドが続々と誕生したり、女性誌で特集が組まれたりと、商品開発においても注目のテーマのひとつとなっています。この記事では、フェムケア・フェムテックの概念や市場規模、女性特有の不調に伴う経済損失を解説するとともに、食品開発に役立つ関連商品をご紹介します。女性の社会進出とともに顕在化した「女性の悩み」に、社会全体で向き合う動きが広がりつつある今、食品開発によって貢献できるアプローチを考えます。フェムケア素材のご紹介サンアクティブFe-P80LKP|太陽化学株式会社還元NMN|炭プラスラボ株式会社ヒマラヤ松樹皮抽出物|株式会社ニゾナサフラン|株式会社Bollardエクオール乳酸菌プレミアム™|炭プラスラボ株式会社エクオール乳酸菌™️|炭プラスラボ株式会社【抗糖化素材】ヒシエキス【機能性表示届出中】|林兼産業株式会社納豆菌培養エキスNSK-SD|株式会社日本生物.科学研究所PHENIXUN SHIELD|株式会社マツモト交商シャタバリ|株式会社サビンサジャパンコーポレーションETAPEO|株式会社マツモト交商有機JASマカ乾燥粉末|株式会社マツモト交商クリスパタス菌KT-11(KT-11HP)|株式会社キティーミヨシ亜麻仁油パウダー|ミヨシ油脂株式会社オメガヴィーパウダー100|ミヨシ油脂株式会社ヘンププロテインパウダー 50%|株式会社ニューエイジトレーディング麻の実ナッツ|株式会社ニューエイジトレーディング発酵黒マカエキス末|株式会社光健フェムケア・フェムテックとは女性のライフステージには、さまざまな健康課題が存在します。それらの解決に役立つフェムケア・フェムテックには、それぞれ次のような違いがあります。フェムテックフェムテック(Femtech)は、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)を合わせた造語です。月経、妊娠・不妊・産後ケア・更年期といった女性のライフステージにおける悩みや、婦人科系疾患・セクシャルウェルネスに対して、AI(人工知能)やアプリなど先進的なテクノロジーの力を使って解決することを指します。フェムケアフェムケア(Femcare)は、Feminine(女性の)とCare(ケア)を合わせた造語です。フェムテックとの違いは、テクノロジーに頼らないことです。フェムケアは、生理用品やサプリメント、食品、衣類など多岐にわたり、女性のウェルビーイング(※)を向上させるための幅広いケアを含みます。※身体的、精神的に健康な状態であるだけでなく、社会的、経済的に良好で満たされている状態にあること女性特有の健康課題による経済損失は3.4兆円経済産業省は、2024年2月「女性特有の健康課題による社会全体の経済損失」を公表し、経済損失は3.4兆円に上ると試算しました。働く女性の多くが、月経やPMSによる心身の不調(情緒不安定、抑うつ、集中力の低下、めまい、腹痛、頭痛など)で、仕事のパフォーマンス低下を経験していますが、有効な対処を行う女性の割合は少なく、特に効き目があるとされる低容量ピルの服用率は0.9%にとどまっています。また、不妊治療と仕事の両立ができずに「仕事を辞めた又は雇用形態を変えた」ことがある女性の割合は32.9%、さらに、更年期症状の影響で「昇進を辞退したことがある」が50%、「仕事を辞めたことがある」が17%と、女性特有の健康課題がキャリアにも影響していることがわかります。※参考:経済産業省「女性特有の健康課題による経済損失の試算と 健康経営の必要性について」、「フェムテックに関する経済産業省の取組 ~フェムテックで企業が変わる、社会が変わる~」、「経済産業省のフェムテック推進について」フェムケア・フェムテックによる経済効果は2兆円フェムテックによる経済効果は、2025年時点で年間約2兆円とも予測されており、ライフステージの変化に対する女性の健康サポートや望まない離職を防ぐ仕組みづくりの重要性が見直されています。経済産業省では、「女性が働きやすい環境整備を進め、より多様な人材の活躍を推進することが、持続的な企業価値の創造の観点から重要」としてフェムテックを推進。「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」などの補助事業を通して、ウェルビーイング実現に向けた積極的な導入・開発を呼びかけています。参考:株式会社 日立コンサルティング「令和2年度産業経済研究委託事業 働き方、暮らし方の変化のあり方が将来の日本経済に 与える効果と課題に関する調査 報告書 (概要版)」フェムテックの市場2016年ごろからの新興市場であるフェムテック。2019年時点の世界の市場規模は820億円、2025年には5.5兆円に達すると予測されています。国内市場は、2019年の579億円から2022年は695億円と、政府の後押しもあって順調な成長を見せています。全人口の半分をターゲットとする産業として、今後さまざまな製品・サービスの開発・投入を通じて市場の拡大が期待されています。※参考:株式会社矢野経済研究所「フェムケア&フェムテック(消費財・サービス)市場に関する調査を実施(2023年)」フェムケアのために取り入れたい栄養素・食品医薬品に頼る以外にも、日々の食事で必要な栄養素を補うことで、心身のバランスを整えることに繋がります。フェムケアのために取り入れたい栄養素と食品例をご紹介します。鉄分月経のある女性は、貧血になりやすい傾向にあります。鉄分を補給することで、貧血による疲れやめまい、頭痛などの貧血症状のほか、鉄分不足によるメンタル不調の軽減につながります。例)レバー、アサリ、ほうれんそう、小松菜などビタミンE女性ホルモンの分泌や代謝を助け、更年期の症状を緩和する効果が期待されています。例)アーモンド、アボカド、かぼちゃ、ひまわり油マグネシウム月経前症候群(PMS)の予防や症状の緩和に役立つとされ、子宮の収縮を抑えることで生理痛を緩和する、神経の高ぶりを抑え、イライラを鎮める効果があるとされています。例)わかめ、ひじき、魚介類、そばなど大豆イソフラボン大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)と似た構造を持ち、加齢によるエストロゲンの不足を補い、月経不順や更年期症状の緩和、自律神経の安定に役立つとされています。例)豆乳、豆腐、きなこなどオメガ3脂肪酸更年期の女性が積極的に摂取することで、情緒のコントロールやホルモンのバランスの改善、動脈硬化の予防などに効果が期待できます。例)サーモン、イワシ、えごま油、ナッツなどハーブハーブには、ゆらぎがちな女性リズムを整え、不安やストレスの緩和、ホルモンバランスを整えるのに役立つものが多数あります。ハーブティーやサプリメントなどが人気です。症状に適した用法・用量を守ることが大切です。例)シャタバリ、ローズ、セージ、レッドクローバーなどシェアシマ掲載の「フェムケア」素材をチェックするフェムケア・フェムテックによって、女性が生き生きと最大限能力を発揮できることは、社会全体の利益に繋がっていきます。この記事を参考に、フェムケアに役立つ食品を開発しませんか。食品の企画開発をサポートする「シェアシマ」では、無料の会員登録で、商品ページの【規格書・商品情報をダウンロード】【サンプル依頼・問い合わせ】機能がご利用いただけます。
【10月度】注目の原料商品のご紹介|シェアシマ編集部まとめ
シェアシマの原料ページに登録されている968点(10月末日時点)のうち、2024年10月に閲覧数の多かった商品をまとめてご紹介します。
抗酸化素材のご紹介〜アンチエイジングを意識した食品開発のヒント〜
人生100年時代と言われる今、年齢や性別を超えたテーマとなっているのが「アンチエイジング」です。アンチエイジングとは、加齢による身体の老化を可能な限り小さくすること。そのために効果が期待されているのが「抗酸化素材」です。そこで今回は、身体の酸化を抑制して老化を防ぐ「抗酸化素材」をご紹介するとともに、代表的な抗酸化物質とそれを含む食品、抗酸化力を高める食品開発のヒントをご紹介します。本記事を参考に、開発テーマや条件にあった原料をぜひ見つけてください“サビない身体”をつくる「抗酸化」とは私たちの身体は年齢とともに老化していきますが、それは細胞の「酸化」、つまり“身体がサビていく”ことに起因しています。この、身体の酸化を抑制する働きのことを「抗酸化」といいます。身体の酸化は、体内に生成される「活性酸素」によって起こります。私たちは、生きるために呼吸をして酸素を体内に取り込んでいますが、そのうち数パーセントが活性酸素に変化するとされています。活性酸素は、細胞内での情報伝達や免疫、代謝の調節など重要な役割を果たす一方で、過剰に産生されると細胞を傷つけて、疲労や老化、動脈硬化、ガンなどの原因になります。活性酸素から身体を守る「抗酸化酵素」と「抗酸化物質」身体には本来、活性酸素から身体を守る「抗酸化防御機構」が備わっています。抗酸化防御機構というのは、体内で合成される内因性の「抗酸化酵素」と、食事から取り入れられる外因性の「抗酸化物質」の働きにより、活性酸素のバランスが保たれる仕組みのこと。抗酸化酵素にはスーパーオキシドジスムターゼやカタラーゼ、抗酸化物質はビタミン類、ポリフェノール類などがあります。抗酸化酵素と抗酸化物質の作用によって、無害化するのを助けたり、活性酸素によって受けたダメージの修復をサポートしたりしています。体内で合成される抗酸化酵素は、加齢によって次第に減少してしまいます。そのため、食事によって抗酸化物質を補うことがアンチエイジングに役立つといわれています。※参考 健康長寿ネット「抗酸化による老化防止の効果」代表的な抗酸化物質と食品例“サビない身体”をつくるための抗酸化物質には次のような役目があります。活性酸素の発生を抑えるもの活性酸素の酸化力を抑えるもの活性酸素で受けた被害を修復するもの体内で合成される抗酸化酵素の働きを補助するためにも、日々の食事から複数の抗酸化物質を取り入れる必要があります。ここでは、代表的な抗酸化物質の特徴と、その物質が含まれる食品例をご紹介します。
睡眠の質を改善する原料のご紹介〜健康な毎日を左右する要として
健康づくりにおいて、睡眠の質を高めることの重要性が再認識されてきています。睡眠不足は、心身の不調や作業効率の低下などの影響があるほか、慢性化することで肥満や高血圧、心疾患などにつながるリスクも明らかになっています。健やかな成長と健康寿命を延伸して心身ともに豊かな生活を送るために、厚生労働省は、2032年までに「睡眠で休養がとれている人の割合」を80%まで増やすことを目指し、推進していく方針を示しています。この記事では、健康づくりにおける睡眠の重要性について解説するとともに、良質な睡眠のために役立つ栄養素や食習慣、関連商品をまとめてご紹介します。本記事を参考に、開発テーマや条件にあった原料探しの参考にしてください。健康づくりにおける「眠り」の重要性私たちの健康を保つ上で、十分な睡眠をとることは極めて重要です。睡眠不足が身体に及ぼす影響と、年代別の適切な睡眠時間、睡眠時間の現状について解説します。睡眠不足が身体に及ぼす影響睡眠が不足すると、日中の眠気や疲労感だけでなく、頭痛などの心身愁訴の増加、情動不安定、注意力や判断力の低下にもつながります。また、作業効率や学業成績の低下、うつ病など多岐にわたる悪影響が懸念されていて、場合によっては、事故などを引き起こすリスクもあります。また、睡眠不足には、睡眠時間の不足だけでなく、睡眠の質の低下による睡眠障害も含まれます。こうした睡眠の問題が慢性化すると、肥満や高血圧、2型糖尿病、心疾患や脳血管障害の発症リスクの上昇や症状の悪化に関連し、死亡率の上昇にも関与することが明らかになっています。ライフステージに合わせた「適正な睡眠」とは適正な睡眠時間は、ライフステージ(こども・成人・高齢者)によって異なり、生活習慣などによる個人差もあります。たとえば、高齢者の場合、長い睡眠時間は健康リスクにつながる場合があるので、8時間以内におさえる必要があります。一方で、こどもの場合、小学生は9~12時間、中学・高校生は8~10時間を目安に睡眠時間を確保するのが理想です。また、適切な睡眠時間の確保だけでなく、日頃の生活習慣や睡眠環境を整えることも大切です。<睡眠の推奨事項一覧>全体の方向性:個人差を踏まえつつ、日常的に質・量ともに十分な睡眠を確保し、心身の健康を保持する
特集|食品ロス削減に貢献する原料〜フードサプライチェーンでできること〜
10月は「食品ロス削減月間」、そして、10月30日は「食品ロス削減の日」です。本来食べられるはずの食品がさまざまな理由で捨てられてしまうことを「食品ロス」といいます。日本では、2022年度の推計で472万トンもの食品ロスが発生しており、そのうち半分は事業系食品ロスが占めています。飲食店での食べ残しやスーパー・コンビニでの売れ残り、製造・流通段階での廃棄、家庭での賞味期限切れなど、食品ロス削減には、一人ひとりの理解と心がけが必要不可欠です。この記事では、食品ロス削減に貢献する原料と関連記事をご紹介するとともに、日本の食品ロスの発生状況と、フードサプライチェーンの各段階で実践できる具体策をご紹介します。食品ロス削減に貢献する原料のご紹介アップサイクル原料本来廃棄されていた食材や食料を加工して、新たな価値ある商品へと生まれ変わらせた「アップサイクル原料」は、こちらの記事でご紹介しています。