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特集|腸活原料〜腸内フローラを整えて身体と心に健康な毎日を〜

腸の状態が身体の健康に深く関わっていることが、近年明らかになってきています。ダイエットや美容に良いとして一躍ブームとなった「腸活」ですが、今、免疫強化や心の健康維持にも役立つ健康習慣として、老若男女問わず広まりつつあります。


腸活には、「バランスのとれた食事」「適度な運動」「質の良い睡眠」が大切です。この記事では、特に「食事」に焦点を当て、免疫機能を活性化する腸内フローラの働き、腸内環境を整えることによって期待できる効果のほか、腸活の認知度、腸に良い食事の概念、食品開発に役立つ原料をご紹介します。

「腸活」をテーマとした食品開発に役立つ原料商品のご紹介


シェアシマでは、「腸活」をテーマとした食品開発に役立つ原料商品を数多く取り揃えています。シェアシマ会員様は、商品の規格書をダウンロードしたり、企業の担当者様に直接問い合わせをすることができます。ぜひご活用ください。

整腸素材


水溶性食物繊維


プロバイオティクス


チキンブロス


乳酸菌

善玉菌の一種で、腸内で悪玉菌の繁殖を抑え、腸内環境を整える働きが期待される「乳酸菌・ビフィズス菌」は、こちらの記事でご紹介しています。

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免疫細胞の7割は腸に存在!腸内フローラが免疫を活性化



病原菌など身体を守る役割を担う「免疫細胞」の約7割は腸に存在しています。消化器官は、食事だけでなく、口から侵入したウイルスや病原菌も一緒に取り込んでしまい、常に危険にさらされています。そのため、腸には多くの免疫細胞が集まっていると考えられています。

また、腸内には、「腸内細菌」と呼ばれる細菌が約1,000種類・100兆個存在しており、種類ごとに集まって腸の壁に棲みついています。これを「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」と言います。腸内細菌が種類ごとに並んでいる様子がお花畑(flora)のように見えることから、「腸内フローラ」とも呼ばれています。
 
腸内細菌は、善玉菌、悪玉菌、日和見(ひよりみ)菌の3種類に分類されます。理想的なバランスは「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」と言われ、バランスの整った腸内フローラが腸管の免疫系を適切に活性化することで、免疫機能の維持に大きな役割を果たしています。(※1)

※1参考:大正製薬「免疫とは?どうして免疫と腸が関係するの?」

腸活によって期待できる効果

 では、「腸活」によって腸内環境を整えることで、どのような効果が期待できるのでしょうか。


免疫力の向上

身体全体の免疫細胞の5割が小腸に、2割が大腸に存在すると考えられています。小腸の腸壁やその粘膜の下には「パイエル板」と呼ばれる免疫器官があり、多くの免疫細胞が集まっています。腸内環境を整えることで、免疫力の維持・向上効果が期待でき、病気にかかりにくい体をつくることにつながります。(※2)

太りにくくなる

腸内細菌には、摂取したオリゴ糖や食物繊維を分解・発酵し、酢酸や乳酸といった「短鎖脂肪酸」を作り出す働きがあります。短鎖脂肪酸には、腸内環境を弱酸性にして悪玉菌の増加を防ぐだけでなく、過剰な脂肪の蓄積を防いだり、脂肪燃焼効果を高める働きがあることが報告されています。

美肌効果

腸内環境が悪化すると、腸内に棲む細菌は体に有害な物質を作り出し、それが血液を通じて全身に回るため、肌荒れを引き起こすと言われています。腸内環境を整えれば、肌荒れを起こしにくくなったり、肌の調子がよくなることが期待されます。

便秘や下痢の改善

バランスの整った腸内フローラは、腸の運動を活性化させ、理想的な排便を促します。適度な水分を含んだちょうど良い硬さの便になる手助けもしてくれます。

精神の安定

幸せホルモンと呼ばれる神経伝達物質「セロトニン」。腸内細菌は、アミノ酸の一種であるトリプトファンを栄養源として、セロトニンのもととなる物質を作ります。脳のセロトニンが不足すると、イライラや不安感の原因となります。心の健康のためにも、腸内細菌叢を良い状態に保つことが大切です。(※3)

睡眠の質向上

睡眠ホルモン「メラトニン」の生成には、腸内環境が関係しています。体内に取り込まれたタンパク質は、腸内細菌によって分解・合成され、トリプトファンという物質を作り出します。トリプトファンは、メラトニンの生成に必要不可欠な必須アミノ酸です。腸内環境を整えることで、メラトニンの生成が活発になり、質の良い眠りにつながります。

※2参考:わかもと製薬株式会社「腸活とは?健康や美容への効果と腸内フローラを整える正しいやり方を解説!」
※3参考:NIPPN「私たちの身体と心の健康に関わる腸内細菌叢」

「腸活」の認知度は約8割

ある調査によれば、「腸活」の認知者は全体の77.3%、実施経験者は31.7%で、認知者の約4割が腸活を実施したことがあるという結果となっています。


日本インフォメーション(株)「〜腸内環境を整えるとどんなメリットが?〜腸活に関する調査」より


また、実施者に「腸活により期待する効果」を確認したところ、全体では「便秘の改善」が39.0%と最も高く、以下、「免疫力の向上(37.1%)」、「ダイエット(24.9%)」の順で、最も期待する効果としては「便秘の改善(26.8%)」が他の項目を上回っています。

最も期待する効果を性別にみると、男性では「免疫力の向上(22.7%)」が、女性は「便秘の改善(33.6%)」が最も高くなっています。(※4)

コロナ禍以降、消費者の健康意識が高まったことが、腸活の効果が広く知られるきっかけとなりました。

 <調査概要>
日本インフォメーション(株)調べ
調査地域:日本全国調査、対象:20~69歳 男女、調査実施期間:2023年8月29日〜8月30日、調査手法:インターネットリサーチ、サンプルサイズ:有効回収計 1,000サンプル

 ※4参考:日本インフォメーション(株)「〜腸内環境を整えるとどんなメリットが?〜腸活に関する調査」


プロバイオティクスとプレバイオティクス

善玉菌を効果的に増やす食事の概念として、プロバイオティクスとプレバイオティクスがあります。両者には、それぞれ次のような定義、及び、特徴があります。

プロバイオティクス プレバイオティクス
定義 腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に有益に働く生きた微生物 大腸の特定の細菌を増殖させることなどにより、宿主に有益に働く食品成分
条件 ①安全であること
②ヒトの腸内フローラを構成する細菌であること
③胃液、胆汁などに耐えて生きたまま腸に到達すること
④腸内で増殖できること
⑤ヒトに対して明らかに有用であること
⑥食品などの形で有効な菌数を維持できること
⑦取り扱いやすく安価であること
①消化管上部で分解、吸収されないこと
②大腸に共生するビフィズス菌などの有益な細菌の栄養源となり、それらの細菌の増殖を促進すること
③腸内フローラを健康的な構成に改善できること
④ヒトの健康に対し有益に作用すること
代表的な菌・成分 ビフィズス菌、乳酸菌、納豆菌、キムチ、酒粕など オリゴ糖、難消化性でんぷん、水溶性食物繊維など

また、プロバイオティクスとプレバイオティクスの2つを組み合わせたものを「シンバイオティクス」と呼びます。生きた有用菌と、有用菌の栄養源を同時に摂取することで、腸内環境がより効果的に整い、健康増進に役立つと考えられています。(※5)

※5参考:沢井製薬腸内環境を整えるカギは「シンバイオティクス」。 便秘解消、感染症防御にも!」


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「腸活」には多くの健康効果が期待できます。毎日の食事に少しずつでも取り入れていきたい習慣です。この記事を参考に、腸活に役立つ食品開発をしませんか。

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食品原料

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マスキング原料のご紹介〜不快な匂いを抑え、おいしさを実現

食品における「マスキング」とは、食品の不快なにおいや苦味、酸味、渋味などを抑えることです。食品のおいしさに関わる重要な要素となるため、商品のラインナップも豊富です。こちらの記事では、マスキング原料の特徴や代表的な使い方を紹介すると共に、関連商品をまとめてご紹介します。本記事を参考に、開発テーマや条件にあった原料をぜひ見つけてください。マスキング原料とはマスキング原料は、食品や化粧品、料理などさまざまな分野で使用されています。食品分野でのマスキング原料は、食品の不快なにおいや風味を打ち消す目的のほか、「塩カド・酢カドを取る」「塩分控えめの商品の物足りなさを補う」など、おいしさを維持・向上できることから利用が進んでいます。また、加工や長期保存などによって発生する食品の劣化臭などをマスキングすることもでき、コストダウンの面からも注目されています。 マスキング原料で食品の不快なにおいや風味を抑える3つの方法食品の不快なにおいや風味の原因は複数あります。ここでは、不快なにおいや風味に対する解決策として、代表的な3つの方法を紹介します。ポイントは「素材や性質にあったマスキング原料を選ぶ」ということです。それぞれの状況に応じて判断する必要があるため、困ったときは専門のメーカーなどに相談するようにしましょう。①化学的方法化学的方法とは、においの原因物質を化学反応によって低減する方法です。たとえば、魚の生臭さの原因物質「トリメチルアミン(TMA)」はアルカリ性なので、酸性の物質と組み合わせて「中和」させることで、においを減らすことができます。魚の下処理や調理時に、お酢や清酒などの有機酸を含む液体を使うと、臭み消しになるのはこのためです。この他、プラントベースフード商品のレシピ開発において、大豆臭マスキングする原料も登場しています。大豆の青臭さの原因物質「ヘキサナール」に対して化学的に作用させ、別の物質に変換することで不快臭を抑えるというもので、コストダウン対策としても注目を集めています。②物理的方法物理的方法とは、発生したにおいの物質を「蒸発」や「吸着」することで食材から取り除く方法です。たとえば、アルコールが揮発する際に、他のにおい物質も一緒に揮発させる作用があります。魚の生臭さの原因物質「トリメチルアミン(TMA)」は揮発性が高く、この作用によって除去することができます。③感覚的方法感覚的方法とは、別の香りを加えることで不快なにおいを感じにくくする方法です。これまでの方法では除去できなかったにおいを軽減する手段として用いられています。たとえば、ハーブやスパイスなどの香辛料や、ワインや清酒などの調味料が利用されています。料理の風味に応じて、適切なものを選ぶようにしましょう。

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食品原料

【8月度】注目の原料商品のご紹介|シェアシマ編集部まとめ

シェアシマの原料ページに登録されている927点(8月末日時点)のうち、2024年8月に閲覧数の多かった商品をまとめてご紹介します。

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乳酸菌のご紹介〜腸活や免疫力向上の強い味方

近年、腸内環境の改善が健康維持に欠かせない要素として注目されています。特に、乳酸菌やそれを用いた発酵食品は、腸内フローラのバランスを整えるだけでなく、免疫機能の向上にも寄与する成分として高い評価を受けています。こちらの記事では、乳酸菌の種類、各種食品の事例、およびその機能性に関する最新の知見を提供します。貴社の商品開発において、これらの情報を活用し、より競争力のある商品の開発にお役立てください。乳酸菌とは乳酸菌とは、特定の菌の名称ではなく「ブドウ糖や乳糖などの糖を分解して乳酸をつくりだす細菌の総称」です。乳酸菌は善玉菌の一種で、腸内で悪玉菌の繁殖を抑え、腸内環境を整える働きが期待されています。腸内にはさまざまな菌が存在していて、大きく分けると3種類あります。善玉菌……人間の腸内で良い働きをする菌悪玉菌……一般的には腸内で悪い働きをするとされる菌日和見菌……良い・悪いのどちらでもない菌善玉菌・悪玉菌・日和見菌がバランスを保っている状態が理想的な腸内環境です。不規則な生活や、タンパク質・脂質に偏った食事が続くことで、バランスが崩れるといわれています。乳酸菌とビフィズス菌乳酸菌と並んでよく知られているのがビフィズス菌です。ビフィズス菌も善玉菌のひとつです。ビフィズス菌は、糖を分解する際に乳酸だけでなく酢酸も作りだします。また、乳酸菌との大きな違いとして、乳酸菌は酸素が存在する環境で生育できるのに対して、ビフィズス菌は酸素がある環境では生育できません。乳酸菌の種類と特徴、食品例乳酸菌は、ヨーグルトや味噌など身近な食品で活躍しています。ここでは菌の種類と特徴、食品例について紹介します(※)。

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業務用野菜ペーストのご紹介〜離乳食や介護食にも!メリットから活用法まで

野菜の栄養が凝縮された、野菜ペースト。ペースト状になっているので、そのまま食べるだけでなく、色付けから栄養補助まで多様な目的で活用できます。この記事では、野菜ペーストを使うメリットと食品への活用法と共に、関連商品をまとめてご紹介します。開発テーマや条件にあった原料を見つけるために、ぜひ参考にしてください。野菜ペーストのメリット5つ旬の野菜をペースト状に加工した「野菜ペースト」。野菜ペーストには、生の野菜にはないメリットがあります。ここでは、野菜ペーストならではのメリットを5つ紹介します。栄養を丸ごと摂取できる野菜ペーストは、野菜を煮詰める、すり潰すなどの方法によって作られます。旬の野菜を新鮮なうちにそのまま加工したものも多く、野菜の栄養をしっかりと摂取できます。一般的に野菜の皮やその周辺には栄養が豊富に含まれています。野菜ペーストを上手に活用することで、野菜の栄養を丸ごと取り入れることができます。素材本来の色・味が楽しめる野菜ペーストは旬の野菜を新鮮なうちに加工してペースト状にしたもの。野菜本来の色や風味を楽しむことができます。たとえば、ほうれん草ペーストは「緑色」、にんじんペーストは「橙色」など自然かつ鮮やかな色があり、料理などの色付けとしても活用できます。消化吸収しやすい野菜ペーストはなめらかなペースト状になっているため、赤ちゃんやお年寄りなど咀嚼が困難な場合であっても食べやすいのが特徴です。通常の食材は、咀嚼をしっかりすることで消化吸収されます。しかし、野菜ぺ-ストは水分を多く含んでいるため水なしでも飲み込むことができ、咀嚼しなくても消化吸収しやすいというメリットがあります。調理の手間が削減できる一般的に野菜をペースト状にするには、加熱後にすり潰して裏ごしするなど、大変な手間がかかります。野菜ペーストを活用することで、こうした面倒な工程を省くことができ、調理の手間が大幅に削減できます。長期保存できる多くの生鮮野菜は、時間が経つと鮮度が悪くなってしまい、長期保存には不向きです。それに対して、野菜ペーストは旬の時期に野菜を加工し、冷凍保存をすることもできます。生鮮野菜に比べて保存性が格段に高く、野菜ペーストを活用することで、食品ロス削減にも貢献できます。野菜ペーストの活用法野菜ペーストと一口にいっても、いろいろな種類・タイプがあります。たとえば、原材料では、にんじんやかぼちゃ、とうもろこし、ほうれん草、じゃがいも、グリンピース、枝豆を利用したものなど多種多様です。アイデア次第で幅広く活用できる野菜ペーストは素材の味わいを生かしてそのまま食べたり、スープなどに利用したりするだけでなく、食品の色付け(天然着色料)や栄養補助など、アイデア次第で幅広い目的で活用できます。そのまま利用……かぼちゃサラダ(かぼちゃペースト)、ポテトサラダ(じゃがいもペースト)、製菓用あん(さつまいも、豆など)スープ……コーンスープ(とうもろこしペースト)、ポタージュ、ミネストローネ飲料……スムージー(にんじんやほうれん草ペーストなど)調味料……ソース(グリンピースや枝豆ペーストなど)、ホワイトソース(じゃがいも)、パスタソース、ドレッシング、たれ類色付け(野菜の色を活かした天然着色料として)…パンや焼き菓子、ホイップクリームデザート、菓子……かぼちゃプリン、アイスクリーム、スナック菓子などまた、栄養豊富で消化吸収しやすいので、離乳食や介護食への活用もおすすめです。このほか、冷凍食品への活用や、かぼちゃペーストを生地に練り込んでハロウィン仕様にするなど「季節商品」にも利用できます。野菜ペースト商品のご紹介ここからは、野菜ペーストの原料情報を素材別にご紹介します。シェアシマ会員様は、商品の規格書をダウンロードしたり、企業の担当者様に直接問い合わせをすることができます。ぜひご活用ください。にんにく黒にんにくペースト|株式会社食工房のだ屋青森県産にんにくをじっくりゆっくり熟成させてからペースト状にした製品。平均糖度50と濃厚な味で、 添加等は一切しておらず、黒にんにくの持つ酸味・甘みをそのまま感じられます。 おろしニンニク|株式会社あさの中国産にんにくを粉砕したペースト状製品。 食塩、pH調整剤(クエン酸)使用。調味料や惣菜等、幅広い加工食品に利用可能です。しょうが冷凍ジンジャーペースト(高知県産)|株式会社あさの高知県産の大生姜を、洗浄〜皮むきなどの工程を経てペースト状にしました。無添加、生姜100%の商品です。調味料や惣菜(からあげ・生姜焼き・餃子等)、魚や肉などのマスキング等として幅広く使用できます。 じゃがいも北アカリペースト【1kg×10】|株式会社新進じゃがいもペースト【10kg】|株式会社新進産地にて前処理された冷凍じゃがいもを原料に、新進独自の「凍結磨砕法」によってペースト化しました。甘みの強いじゃがいもの風味を活かした商品開発の原料として好評です。裏ごしと比べて滑らかで、冷製スープやホワイトソース、とろみ付けなど様々な用途に向いています。さつまいも鹿児島県産紫芋ペースト10k|フーディーズリンク株式会社鹿児島県産紫芋アヤムラサキを原料としたペーストです。お菓子や餡等に着色料を使用せず紫芋由来の自然な色を付けることができます。焼芋ペースト|株式会社みつい食品紅あずまをじっくりと焼き上げてペーストにしました。お菓子の材料に最適です。紅芋ペースト|南西食品株式会社沖縄県久米島産ちゅら恋紅(ちゅらこいべに)100%使用。 赤紫の色素であるアントシアニンは、抗酸化活性の高いポリフェノール系の成分であり、血圧低下や美容効果があると言われています。 自社農場を通して調達しているため年間を通して安定供給を行えます。ほうれんそうプレミアムほうれん草ペースト【500g×20】|株式会社新進ほうれん草ペースト【10kg】|株式会社新進産地にて前処理された冷凍ほうれん草をペースト化しました。ほうれん草の鮮やかな色を生かした商品開発に最適です。パスタなどの麺類やパンへの練り込み、ソースやスープなどメニューの幅が広がります。とうもろこしプレミアムとうもろこしペースト【500g×20】|株式会社新進とうもろこしペースト【10kg】|株式会社新進産地にて前処理された冷凍とうもろこしを原料としてペースト化しました。裏ごしと比べて滑らかで分散性が高く、スープなどに使用すると舌ざわり滑らかな商品に仕上がります。 その他、とうもろこしの甘みと風味を活かしたスナック菓子やパスタソースなどにもおすすめです。にんじんプレミアムにんじんペースト【500g×20】|株式会社新進にんじんペースト【10kg】|株式会社新進北海道産の冷凍にんじんを原料としてペースト化しました。素材そのものの鮮やかな色が保持され野菜らしさを活かした商品へご活用いただけます。滑らかで分散性が高く、ゼリーやケーキなどの製菓や、スープ、パスタソース、ドレッシングなどにも利用できます。かぼちゃプレミアムかぼちゃペースト【500g×20】|株式会社新進かぼちゃペースト【10kg】|株式会社新進北海道産の冷凍かぼちゃを原料としてペースト化しました。かぼちゃの鮮やかな色を活かした、季節感を演出する商品開発の原料として好評です。ハロウィンなどのイベント商品、プリンやケーキ、スープなどさまざまな用途で利用可能です。マメ類白いんげんペースト【10kg】|株式会社新進乾燥白いんげんを水戻ししてペースト化しました。素材そのものの風味となめらかさを活かし、スープや白あんなど、料理から製菓まで利用できます。枝豆ペースト【10kg】|株式会社新進産地にて前処理された冷凍むき枝豆をペースト化しました。枝豆の風味を生かした、季節感を演出する商品開発に適しています。スープ、豆腐、スナック菓子、水練り製品などに利用できます。グリーンピースペースト【10kg】|株式会社新進産地にて前処理された冷凍グリーンピースを原料としてペースト化しました。グリンピースの色や風味を活かし、スープはもちろん、スナック菓子やパウンドケーキなどの製菓原料としても活用できます。トウガラシ類ハラペーニョペースト-加熱品|アップサイクルプロジェクトメキシコ産ハラペーニョを使用したペーストです。調味料、ソースとしてご活用ください。塩蔵冷凍青唐辛子ペースト|株式会社ヴォークス・トレーディング豊かな風味と濃い緑色が特徴のインドネシア産青唐辛子を使用しています。現地に日本人スタッフが常駐しているため、品質管理や農薬管理を徹底しています。抹茶オーガニックで色飛びしない便利な「宇治抹茶ペーストOh」|合同会社OMGT材料は有機宇治抹茶と水だけ。原料の抹茶は、日本、アメリカ、カナダ、EUの有機認証を取得、放射能検査安全合格済みです。着色料無添加で加熱しても色が飛ばないので、抹茶飲料にも、抹茶スイーツ・焼き菓子や抹茶アイス・抹茶ソフトクリームにも活用できます。大和美人抹茶ペースト(20%)|株式会社奈良祥樂大和美人抹茶ペースト|株式会社奈良祥樂大和抹茶ペーストは、抹茶の色と味を兼ね備えたペースト茶です。分散性が高くダマにならないので作業効率が良く、また滑らかなので舌触りもいいのが特徴です。OEM対応発酵野菜ペースト|株式会社新進ご希望の野菜素材を乳酸発酵ペーストに加工いたします。【OEM対応】野菜ペースト|株式会社しらかわ五葉倶楽部120μの微細カットで、素材も滑らかに!シェアシマ掲載の「野菜ペースト」をチェックする野菜の栄養が凝縮されていて、幅広い用途に利用できることから注目を集めている、野菜ペースト。今回は主な活用法を紹介しましたが、アイデア次第で多様な目的に活用できます。また、野菜ペーストは野菜を丸ごと使う場合も多く、長期間保存できることから、フードロス削減など社会課題の解決にもつながります。野菜ペーストを上手に活用してオリジナルの商品を開発しませんか。食品の企画開発をサポートする「シェアシマ」では、無料の会員登録で、商品ページの【規格書・商品情報をダウンロード】【サンプル依頼・問い合わせ】機能がご利用いただけます。

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豪州シェアNo.1|新時代プラントベースミート「v2」の魅力を徹底解説【オザックス】

世界的に拡大を続けるプラントベース市場。なかでも2019年にオーストラリアで誕生して以来、急成長しているプラントベースミートが「v2」です。「ひき肉状で加工しやすい」「冷めても肉のような旨味と食感が残る」など、食材としても優れている「v2」の特徴をご紹介します。優れた加工性と「まるで肉」の旨味と食感通常のひき肉と同じ感覚で導入できるオージー・ビーフの国オーストラリアで誕生した「v2」。同国の国立科学機関CSIROが開発に携わり、ジューシーな肉のリアルな旨味が再現された植物性原料100%のプラントベースミートです。「v2」はひき肉状のため、通常の牛・豚ひき肉などと同じ感覚で調理できるのが大きな特徴。水で戻すなどの工程も不要です。そのため、既存の製品メニューや製造工程を大きく変更することなく、自社商品にプラントベースミートを導入できるのです。冷めてもジューシー、2種類の味わい肉汁がにじみ出るような味わいと食感。「v2」が「肉そのもの」のようなおいしさを再現できる理由は、その優れた保水性にあります。そのため、加工後に再冷凍しても食品がパサパサとした仕上がりにならず、肉らしい食感が損なわれません。まさに次世代のプラントベースミートとも呼べる「v2」は、調理メニューに合わせて2種類がラインナップ。ミートソースや牛そぼろなど牛肉の代わりとして利用できる「ビーフ味」と、餃子やシュウマイなど豚肉の代わりとして利用できる「ジューシー味」、そしてハンバーガー用パテとしてそのまま使える「v2バーガー」がそろっています。牛ひき肉と同様に調理できる「ビーフ味」、豚肉のようなコクが味わえる「ジューシー味」、100%植物性原料のバーガーパテとして使える「バーガー」がそろう「v2」シリーズ。メニュー開発の可能性がさらに広がるひき肉と混ぜ、既存メニューに付加価値を「v2」はそのまま利用するのはもちろん、通常の牛・豚ひき肉と混ぜる「ハイブリッド加工」も容易に行えます。配合量のバランスによって製品メニューの栄養価や価格を調整しやすい点も、ひき肉状の「v2」ならではの強みといえるでしょう。栄養価の面でも優秀で、「v2」は牛肉と同等の高い栄養価(鉄分・ミネラル・ビタミン類)と豊富な食物繊維を含み、しかも低脂質でコレステロールはゼロ。加工の手間を抑えながら栄養価を向上させ、そのうえ肉本来の味わいを保ったメニュー開発を可能にします。増量剤として一般的な植物たんぱく質とは一線を画す、新たな価値を生むハイブリッド加工が実現できます。需要が高まるハラル認証にも対応近年、食品の輸出展開において無視できないハラルやビーガン需要。植物性原料100%で加工性に優れた「v2」は、ハラル認証商品に向けた食品開発でも真価を発揮します。また、遺伝子組み換え原料不使用、合成着色料・香料・防腐剤など天然由来以外の原料も不使用なため、食品の安全性、健康配慮へのニーズにもしっかりと応えています。すでに「v2」のオフィシャル小売商品である「v2プラントベース餃子」はシンガポールへの輸出展開が始まっており、今後の拡大が期待されています。v2プラントベース餃子(12個入り)豪州では「v2」の小売商品が充実「v2」の本場オーストラリアでは、ソーセージやナゲット、パスタソースなどに「v2」を使用した小売商品が続々登場しています。肉のおいしさや安全基準に厳しいオーストラリアで、「v2」が幅広い支持を受けていることがうかがえます。消費者の多様な嗜好に応えたい、あるいは自社製品とSDGsの関連性をアピールしたい……さまざまな理由から注目を集めるプラントベースミート。とはいえ肉の代替品としてのメニュー開発にハードルを感じる。そんな企業の悩みやニーズに応えられる食品原料が「v2」です。現在すでに複数の食品メーカーで、既存のひき肉を「v2」に置き換える動きが高まっているとのこと。今後も新時代のプラントベースミート「v2」に要注目です。【シェアシマ】で「v2」(ビーフ味)の情報を見る<この食品素材にも注目:セレンピア>オザックス株式会社では、日本製紙株式会社が開発した食用バイオマス素材「セレンピア」も取り扱っています。木材繊維を微細化して作られたセレンピアは、食品添加物として高い保水性を発揮し、食感を損なわずに成形後の形状を保持できる点が最大のメリットです。また、パンなどに添加すると生地の気泡が安定し、焼き上がりを一定に保てるため、製造時のロス率軽減にもつながります。