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注目のオーツミルクとは?牛乳や豆乳にはないメリット・デメリット・注意点をご紹介

さまざまな健康効果が期待できると話題の「オーツミルク」。近年、取扱量が増えており、コンビニエンスストアやスーパーの食品売り場などで見かけた経験がある方も多いでしょう。本記事では、プラントベースフード市場において需要が拡大しているオーツミルクがどのようなものなのかを詳しく解説します。そのうえで、オーツミルクの飲み方や、おすすめレシピ、メリット・デメリットもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

植物由来の「オーツミルク」とは?

オーツミルクとは、「オーツ麦(Oat)」から作られた植物性のミルクです。オーツ麦は、オーツミルクのほかに、「オートミール」や「グラノーラ」といった形でも利用されており、日本語では「燕麦(エンバク)」と呼ばれています。

牛乳・豆乳などとの違い

牛乳と異なり、オーツ麦という植物から製造されているオーツミルクは「乳糖不耐症」や「牛乳アレルギー」の方でも摂取できます。そのため、牛乳の代替品として飲用することができます。動物由来の原料が使用されていないため、「ヴィーガン」の方にも適しています。

植物由来のミルクとしては、オーツミルクのほかに「豆乳」もありますが、大豆から製造されているため、大豆アレルギーの方は摂取できません。オーツミルクなら、大豆アレルギーの方でも飲むことが可能です。

なお、オーツミルクだけではなく、ほかの植物性ミルク(例えば、アーモンドミルク)にも言えることですが、牛乳に比べてタンパク質の含有量が少ないことにご留意ください。ただし、豆乳は植物由来であるものの、牛乳よりも多くのタンパク質を含有しています。

オーツミルクの飲み方

オーツミルクは、温かい飲み物に加えても分離しにくい性質があり、紅茶やコーヒーに入れて飲むのも良いでしょう。もちろん、そのままでも美味しく飲むことが可能です。以下、オーツミルクの味や、飲むのに適したタイミング・量について説明します。

オーツミルクはどういう味がする?



牛乳には独特の「牛乳臭さ」が、豆乳には大豆特有の「青臭さ」があります。一方、オーツミルクは牛乳や豆乳に比べてクセがなく、自然で優しい甘さとクリーミーな口当たりが特長です。牛乳や豆乳の風味が苦手な方は、代わりにオーツミルクを飲んではいかがでしょうか。

市販のオーツミルクのなかには「砂糖不使用」「カロリーオフ」のものなど、さまざまな種類があります。実際に飲み比べて、好みに合うものを探してみてください。

飲むのに適したタイミング・量

オーツミルクは、朝食の際に飲むのが適しています。血糖値の上昇を穏やかにする効果があるため、最初にオーツミルクを飲んでから、ほかの料理を食べるように心がけましょう。なお、1日あたりの摂取量の目安は「200ミリリットル」です。おおよそコップ1杯分の量になります。

ネットなどでは「寝る前に飲むのがおすすめ」という記事もあれば「練る前に飲むと太る」というクチコミもあります。一般的には、寝る前よりも朝食に飲むのがおすすめです。また、太るかどうかは飲む量によっても変わるので、一概には言い切れません。

オーツミルクのおすすめレシピ

オーツミルクをそのまま飲んだり、紅茶やコーヒーに入れて飲んだりすることに飽きた場合は、以下に示すレシピをお試しください。いずれも、牛乳の代わりにオーツミルクを使用しましょう。

  • スムージー
  • クリームシチュー
  • グラタン
  • クッキー
  • プリン
  • ケーキ
  • オーバーナイトオーツ


オーバーナイトオーツ|オートミールと組み合わせてダイエット中の食事に



オーバーナイトオーツとは、冷蔵庫内でオートミールをヨーグルトや牛乳などに一晩漬けたものです。寝る前に仕込んでおけば、翌朝になると柔らかくなっています。手間がかからないので、料理が苦手な方におすすめです。

<材料>1人分

  • オートミール30g
  • オーツミルク120ml
  • モリンガパウダー(お好みで)小さじ1/2
  • フルーツ・ナッツ類(お好みで)適量




<作り方>

  1. オートミールをオーツミルクで漬け込んで、一晩おく。
  2. 食べる直前にモリンガパウダーやフルーツやナッツをトッピングする。甘みが欲しければハチミツやメープルシロップなどをかければ、できあがり。


オーバーナイトオールは、モリンガパウダーとの相性も抜群です。モリンガについてはこちらの記事をご覧ください。

オーツミルクのメリット|牛乳や豆乳と比べた場合の栄養・効果は?



オーツミルクの栄養や効果について、メリットを2つご紹介します。

食物繊維が豊富

オーツミルクに含まれている食物繊維の量は、ほかの植物性ミルク(豆乳やアーモンドミルクなど)よりも多いです。なお、牛乳には食物繊維が含まれていません。

食物繊維の摂取量が少ない状態が続くと、腸内環境が悪化し、便秘になることがあります。手軽に食物繊維を補う手段として、オーツミルクを取り入れてはいかがでしょうか。

低カロリー・低脂質

オーツミルクは、牛乳や豆乳に比べて糖質量が多いものの、脂質の含有量やカロリーは低いです。ダイエットに励んでいる方は、牛乳の代わりにオーツミルクを飲むことを選択肢に入れるといいかもしれません。

オーツミルクのデメリット・注意点

オーツミルクにはメリットだけではなく、以下に示すようにデメリット・注意点もあります。

糖質量が多め|ダイエット中の人は飲みすぎに注意

オーツミルクは、ほかの植物性ミルク(豆乳、アーモンドミルク)や牛乳に比べて糖質量が多いことです。脂肪分が少ないのでカロリーは低いものの、飲みすぎるとカロリーの摂り過ぎにつながります。ダイエットをしている人は適量を守って摂取するようにしましょう。
糖尿病の食事療法で糖質を制限している方は、医師に相談したうえでオーツミルクの摂取を控えることを検討してください。

小麦が混入している場合がある|アレルギーの方は要注意

オーツミルクの原料であるオーツ麦には「グルテン」が含まれていないため、「小麦アレルギーを持っていても飲める」と考える人がいるかもしれません。

しかしながら、オーツ麦が栽培されている畑の近くで小麦が栽培されているケースがしばしば見受けられます。また、収穫後に加工を行う施設内において、オーツ麦と小麦を一緒に取り扱っている場合もあるため、少量の小麦が混入している可能性があることにご注意ください。

小麦アレルギーをお持ちの方は、ほかの植物性ミルクを飲むか、「グルテンフリー」と表記されているオーツミルクを選びましょう。

まとめ



オーツミルクの魅力は、食物繊維が豊富で、低カロリー・低脂質という点です。ただし、糖質が多めであることや、小麦が混入している場合があることにご注意ください。

コンビニエンスストアやスーパーなどの実店舗だけではなく、インターネット通販でも購入することが可能です。「牛乳の独特な風味が苦手」「動物由来の食品を避けている」という方は、牛乳の代わりにオーツミルクを飲むことを検討してみてはいかがでしょうか。

クセがなく、優しい甘さとクリーミーな口当たりを楽しめます。また、乳糖不耐症や牛乳アレルギーの方にもおすすめです。

本記事でご紹介したオーバーナイトオーツのほかにも、オーツミルクは牛乳や豆乳の変わりに気軽に使用できます。気になる人は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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原料高騰を乗り切るマスキング調味料の活用【宝酒造】

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食品原料

発酵食品テンペの栄養や効果効能とは|テンペ菌についても詳しく解説

インドネシアの伝統食品であるテンペをご存知でしょうか。テンペは、大豆をテンぺ菌で発酵させて作られた食品です。栄養が豊富で、さまざまな効果効能があるため、近年インドネシアだけではなく、世界中で注目されています。発酵食品に関心がある人や健康に意識の高い人は、「テンペ」という言葉を見聞きした経験があるかもしれません。今回は、テンペがどのような食品なのかを徹底解説します。作り方や食べ方も含めて、テンペについての理解を深めましょう。テンペとは|インドネシアの伝統食材テンペ(tempeまたはtempeh)とは、インドネシアの伝統的な大豆発酵食品で、白い菌糸が絡まったケーキのような見た目をしています。インドネシアでは、良質なタンパク源として、数百年以上前から日常的に摂取されてきました。近年では、健康志向の高まりを背景にインドネシア以外の国・地域においても製造されたり、食べられたりするようになっています。なお、テンペは大豆を発酵させた食品ではあるものの、納豆とは異なります。独特な臭いはなく粘り気もないので、納豆嫌いな人でも食べやすい食品です。大豆をテンペ菌で発酵させて作られる現在のテンペは、大豆にテンペ菌(クモノスカビ)を植菌し、発酵させて作られます。なお、大豆の原産地は中国の東北地方で、インドネシアには西暦1000年頃に流入しました。以下は、テンペの起源に関する2種類の説です(※)。・昔からテンペに似た食品が存在し、ココナッツなどをテンペ菌で発酵させていて、大豆が伝わるとテンペが作られるようになった。・中国人が醤造りに大豆こうじを使用していたことが、テンペの起源になった。ちなみに、ココナッツを発酵させた食品は「テンペボンクレック」と呼ばれ、現在でも食べられています。※参考:日本テンペ研究会「テンペの起源」テンペの栄養と効果効能ここからは、テンペの栄養および効果効能を紹介します。テンペの栄養以下は、100gのテンペに含まれる主な栄養成分の量です(※1)。エネルギー:180kcalたんぱく質:15.8g脂質:9g食物繊維:10.2gナトリウム:2mgカリウム:730mgカルシウム:70mg鉄:2.4mgビタミンB1:0.07mgビタミンB2:0.09mgビタミンB6:0.23mgナイアシン:2.4mg葉酸:49μg発酵前の大豆に比べてビタミンB群の量が多く、食物繊維も豊富に含みます。そのほか、原料が大豆であることから、イソフラボンも豊富です(※2)。※1参考:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年「食品群名/食品名: 豆類/だいず/[その他]/テンペ」※2参考:太田美穂ほか(2010年)「無塩発酵大豆テンペの機能性研究:Rhizopus sp.を混合して調整したテンペのイソフラボン生成」相愛大学人間発達学研究、1巻、pp.57-62テンペの効果効能テンペは、牛肉と同水準のたんぱく質を含みます。ただし、脂質やナトリウムの含有量が少なく、カロリーは低めで、コレステロールは全く含まれていません。そのため、ダイエット食品に適しているほか、脂質異常症や動脈硬化症、高血圧症の発症予防・改善に役立つとされています。なお、葉酸が不足すると胎児の発育に悪影響が及ぶ可能性がありますが、テンペは葉酸の含有量が多いため、妊娠中の女性や妊娠を計画している女性にも適した食品です(※1)。そのほか、イソフラボンが豊富なため、更年期症状を緩和する作用も期待できます(※2)。※1参考:日本テンペ研究会「テンペの栄養」※2参考:太田美穂ほか(2010年)「無塩発酵大豆テンペの機能性研究:Rhizopus sp.を混合して調整したテンペのイソフラボン生成」相愛大学人間発達学研究、1巻、pp.57-62テンペ菌を使ったテンペの作り方ここからは、テンペ菌を使ったテンペの作り方を紹介します。材料(作りやすい分量)以下に、テンペ作りに必要となる材料を示します。乾燥大豆 150gテンペ菌(スターター)1.5g水 1L酢 50㎖なお、テンペ菌に関しては「純粋培養されたもの」もありますが、広く流通していて入手しやすい「スターター」という製品を使用するケースが一般的です。作り方以下は、テンペを作る一般的な手順です。乾燥大豆を流水で洗う。7分程度熱湯で煮て、薄皮を剥く。酢を混ぜた水に、皮を剥いた大豆を漬けて16時間程度待つ。吸水した大豆を40分程度煮る。煮た大豆を30分程度、放冷・乾燥させる。水煮した大豆に、乾燥大豆にスターターを混合したものを加える。ラップで容器の上部を覆い、楊枝などで空気孔を開ける。室温で1日~1日半程度経過すると、テンペが完成する。なお、使用する大豆などの量は、お好みに合わせて調整してみてください。また、スターターの詳細に関しては、製造業者の公式サイトなどで確認しましょう。テンペの食べ方テンペの味は淡泊で癖がありません。「栗や芋に似ている」と表現されることもあります。インドネシアでは、薄くスライスして妙め物や揚げ物にするのが一般的ですが、それ以外にも幅広い料理で使うことが可能です。以下、テンペの食べ方の例を示します。塩・ケチャップ・マヨネーズ・味噌を付けて食べる薄くスライスして油で揚げる軽く両面を揚げ焼きにし、醤油・みりんで味付けして照り焼きにする細かく崩して、お好み焼きの生地などに混ぜる食べやすい大きさにカットし、サラダの具材として利用するヨーグルトと一緒に食べる粉末状にしてクッキーの材料にするこのように、テンペはおかずとしても、デザートとしても食べることが可能です。上記を参考に、多様な食べ方を考えてみてください。まとめテンペとは、インドネシアの伝統的な発酵食品で、大豆にテンペ菌(クモノスカビ)を植菌し、発酵させて作られます。なお、納豆とは異なり独特な臭いがなく、ネバネバと糸を引くこともありません。食物繊維やビタミンB群などの栄養が豊富で、さまざまな効果効能を期待できることから、近年健康志向の高まりを背景として、インドネシア以外でも注目されるようになりました。テンペは、完成品を購入する以外に今回紹介した作り方を参考にして、大豆やテンペ菌(スターター)などを用いて製造することも可能です。多種多様な食べ方があるので、おかずやデザートとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

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酵母エキスの活用法|旨み、香りを付与しておいしさをエンハンス【アサヒグループ食品】

酵母エキスのご紹介「酵母」は、アルコールの醸造やパンづくり、発酵調味料などの製造に欠かすことのできない微生物の一種です。アサヒグループ食品株式会社(東京都墨田区)では、この「酵母」の力を活用した「酵母エキス」を製造・販売しています。酵母エキスには、食品に旨みや香りを付与するだけでなく、素材の美味しさをエンハンス(増強)する効果があり、活用の幅が広がっています。 この記事では、酵母エキスの特徴とメリット、酵母エキスの商品ラインナップ、具体的な活用方法についてご紹介します。酵母エキスのエンハンス機能で食品のおいしさをアップさせたい方、高騰原料の代替としてコストダウンを図りたい方は、ぜひ参考にしてください。シェアシマに掲載されている商品は、こちらからご覧いただけます。酵母エキスとは酵母エキスは、ビールを醸造する際の副産物であるビール酵母や、パンの発酵に用いるパン酵母の細胞壁の内側にある内容物を抽出したものです。取り出したエキスを乾燥、または濃縮加工することで、パウダー、ペースト、リキッド状のタイプがあります。アサヒグループ食品株式会社では、アサヒグループホールディングス株式会社の一員として、酵母素材や乳素材、フリーズドライ素材といった独自原料の開発に取り組んでいます。同グループの研究所には、数千種類もの酵母を有する「酵母バンク」があり、膨大なデータと長年の研究によって、優れた食品原料の開発が日々進められています。酵母エキスは、食品に旨みや香りを付与するだけでなく、タンパク質(アミノ酸・ペプチド)、ビタミン、ミネラル、核酸などの栄養成分を豊富に含んでいます。さらに同社では、酵母バンクのデータと独自技術を駆使し、食品の旨み成分に関わりの深いグルタミン酸や核酸、グルタチオンなどの特定成分を多く含む酵母を獲得。美味しさと機能性を併せ持った同社ならではの酵母エキスを誕生させました。 酵母エキスの特徴酵母エキスは、原料となる酵母やエキスの抽出方法によって、それぞれ違った特徴があります。原料となる酵母の種類と酵母エキスの特徴ビール酵母エキス:ビールの製造に使用された酵母から抽出したエキスです。ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ペプチド等の栄養素が豊富で、強い呈味と複雑な味を有しています。ビール醸造の副産物の有効活用として、アップサイクル原料としても注目です。パン酵母エキス:パンの製造に用いられる酵母から抽出したエキスです。原料には、ビート(甜菜)・サトウキビの糖蜜で培養した酵母を使用しています。目的に合わせた風味を作り出すことが可能で、グルタミン酸、核酸等が高含有のものがあります。トルラ酵母エキス:トルラ酵母は、第一次世界大戦中、ドイツが食糧資源(特にタンパク質)確保のために製造を開始して以来、食品・飼料用酵母として利用されるようになった酵母です。トルラ酵母は、アルコール発酵力が弱く生育が速いので、核酸やグルタチオンを多く含む酵母エキス製造に用いられます。製造工程アサヒグループ食品では、ビール酵母エキスとパン酵母エキスを製造しているため、この2種類の製造工程を紹介します。ビール酵母エキスの製造工程は、大麦とホップや米等の副原料から作った麦汁に、酵母を加えて、ビールを製造します。ビール製造時に発生した余剰のビール酵母を洗浄し、ビール由来成分を取り除きます。そして、酵母の中身であるエキス成分を抽出し、乾燥や濃縮させて、ビール酵母エキスを製造します。パン酵母エキスは、ビートやサトウキビ由来の糖蜜に酵母を加え、発酵させて、酵母を増やします。その後は、ビール酵母と同様、酵母を洗浄した後、中身のエキス成分を抽出して、乾燥や濃縮させて、パン酵母エキスを製造します。抽出方法による特徴自己消化法:酵母が、自身の持つ酵素でタンパク質を溶かす作用を利用した製造方法です。独特の臭いが強い特徴がありますが、多種多様なアミノ酸が生成されるため、食品にコク味や複雑味を与えることができます。酵素分解法:酵母の細胞壁やタンパク質を分解する酵素を、人工的に加えて製造する方法です。臭いが低減され、アミノ酸よりは核酸成分(シイタケやカツオなどの旨味成分)、ペプチド(アミノ酸が結合したコク味成分)が多くなります。熱水抽出法:酵母を煮出して製造する方法です。出汁やブイヨンを作るイメージで、特定の成分(アミノ酸やグルタチオン)を狙って抽出できます。自己消化法よりも酵母臭の少ない酵母エキスが製造できます。 これらの特徴を活かした酵母エキスには、市場ニーズに応えるさまざまなメリットがあります。 酵母エキスのメリット1.食品においしさをプラス。旨み・コク・栄養素を付与酵母の持つ旨み成分や香りで食品に複雑な呈味をもたらします。また、同社の酵母エキスは、特有の風味を有したタイプがあり、魚介風味・昆布風味・肉の濃厚感・グリル感・スモーク風味など、開発用途に応じた使い分けが可能です。2.エンハンス効果同社の酵母エキスには、素材の持つ甘み・塩味・辛味や果汁感・乳感といった風味をエンハンス(増強)する効果を持つタイプがあります。塩分を減らす、調味料を減らす、価格が高騰している原料の代替として使用するなど、美味しさは維持しながら減塩やコストダウンにも貢献します。3. 動物性原料不使用、プラントべースフードにも使用可能酵母エキスは酵母を原料としているため、動物性の原料は使用していません。そのため、プラントベースフードや代替肉の調味にも使用できます。また、食品素材のため食品添加物表示も必要ありません。そのほかにも、遺伝子組み替え作物を使用しない、アレルギー表示不要など、安心・安全な食品であり、着色料不使用、NO MSG(グルタミン酸ナトリウム不使用)など、天然・健康志向を求める消費者ニーズにも訴求が可能です。酵母エキスの商品ラインナップと活用事例同社の、バリエーション豊かな酵母エキスの商品ラインナップと活用事例を一部ご紹介します。ハイパーミーストHGグルタミン酸高含有の酵母エキスです。旨味が強いだけでなく、スパイス感、柑橘系・果汁感、乳感、塩味をエンハンスする機能があります。一方で、植物タンパク特有の臭いやお酢などの酸味をマスキングする効果があります。酵母臭が少なく、汎用性の高い酵母エキスです。 つゆやタレ類、カレー、シチュー、畜肉・水産加工品、菓子・スナック類、製菓・製パンなど、あらゆる食品に活用できます。ハイパーミーストAP-2515さまざまな種類の酵母エキスを独自の加工、配合技術で仕上げたパウダー状の酵母エキスです。バランスの良い、旨味、厚み、さらには中味から後味にかけての伸びを併せ持つ、高力価な製品です。特に畜肉系商品との相性が良く、ラーメンスープ類、たれ類、畜肉加工品、鍋スープなどに適しています。 ハイパーミーストSeaF(魚介ホタテ風味)魚介の旨味と風味を付与できるリキッド状の酵母エキス調味料です。ホタテ、イカ、真鯛、真鱈、ホキなどの魚介類に多く含まれている旨み成分を豊富に含んでいます。スープ、水産加工品、各種ソースなどに適しています。スモークドハイパーミーストA-1387スモーク風味を付与するペースト状の酵母エキスです。  液体にスモーク加工ができる独自の技術により製造しています。和風つゆやハム・ソーセージのようなスモーク風味を持たせたい食品や、プラントベースフードにも適しています。セサミーストMT胡麻の風味と香ばしさを引き立てるペースト状の酵母エキス調味料です。ドレッシングやタレ類、鍋スープなどに採用されています。胡麻は使用していません。 ほかにも、鰹風味、昆布風味、チーズ風味など、お好みの風味を付与できる商品が多数あります。シェアシマに掲載されている商品は、こちらからご覧いただけます。分野を超えて活用の幅が広がる酵母エキス一般食品に多数採用されている酵母エキスですが、健康食品の栄養素付与やペットフードの嗜好性向上にも活用されています。また、バイオの分野(培地)や、化粧品の原料としても活用の幅が広がっています。酵母エキスについて、より具体的な説明を聞きたい方は、ぜひ、アサヒグループ食品までお問い合わせください。

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牡蠣の殻は再利用できる!用途や特徴、石灰肥料の活用事例を紹介

牡蠣を食べた後に殻を捨てる方も多いと思いますが、実は意外な再利用方法があることをご存じでしょうか。肥料やインテリア、アクセサリーに利用できるだけでなく、アメリカの海水浄化プロジェクトにも活用されるなど、捨てずに再利用することができます。この記事では、牡蠣の殻の特徴や再利用方法、地域別の事例を紹介します。牡蠣の殻が廃棄されている現状についても解説するので、牡蠣の殻の再利用に興味がある方はぜひ参考にしてください。牡蠣の殻の廃棄の現状日本では各地域の堆積場に牡蠣の殻が大量に廃棄されていて、堆積場が満杯になっているのが現状です。牡蠣の殻は肥料や飼料への加工が可能なものの、地域によって利用量の差があります。再利用への取り組みが少ない地域は堆積場に大量の牡蠣の殻が投棄されていて、高額の費用を捻出して溶融処理を行わなければなりません(※)。生産者だけでなく、自治体にも大きな負担が生じていることから、牡蠣の殻の再利用への取り組みが実施されています。※参考:糸島地区カキ殻リサイクル研究会「福岡県リサイクル総合研究センター平成24年度 研究成果発表会」牡蠣の殻の特徴牡蠣の殻には、独自の特徴があります。殻に含まれる成分に大きく関係するため、ここで牡蠣の殻の主成分と効果を紹介しましょう。牡蠣の殻の主成分牡蠣の殻の主成分は炭酸カルシウムで、全体の9割以上を占めています。残りの1割はカリウムやマグネシウム、窒素や鉄です(※)。※参考:フジクリーン工業株式会社「牡蠣|水の話」牡蠣の殻の効果牡蠣の殻は土壌を良くする作用や、水質を安定させる作用が期待できます。肥料で得られる土壌への効果には次のようなものがあります(※1)。土を柔らかくして、土壌が硬くなることを防ぐ作物の栄養吸収率を向上させる続いて、水質を安定させる効果を紹介します。殻に付着した好気的微生物が有機物を酸化分解する主成分の炭酸カルシウムが水質を中性化する牡蠣の殻は土を柔らかくしたり、作物の栄養吸収をサポートする効果があるため、肥料として活用されています。また、牡蠣の殻を水中に入れることで、有機物を分解したり、水質を中性化させたりする効果もあり、注目を集めています。土木学会西部支部が行った水質実験によると、牡蠣の殻を入れていない水槽よりも、殻を入れている水槽のほうが濁りにくいという結果が出ました(※2)。ただし、牡蠣の殻は長期的に水の中に置いておくと効果が失われていくため、水質を安定させる効果を期待するのであれば、定期的に交換することが大切です。※1参考:丸栄株式会社「肥料事業」※2参考:土木学会西部支部「牡蠣殻による水の浄化について」牡蠣の殻を再利用する方法牡蠣の殻は肥料や水質安定剤以外にも、形や素材を活かした方法で再利用されています。牡蠣の殻がどのように活用されているのでしょうか。ここでは、3つの再利用方法を紹介します。牡蠣の殻を原料にした有機石灰肥料海のミネラル成分を豊富に含む牡蠣の殻の有機石灰肥料は、野菜や花の栽培に活用できます。牡蠣の殻の主成分の炭酸カルシウムには、植物の病気を防止・改善する効果があるとされています。植物特有の病気にかかる心配が少なくなり、美しい花や草を長期的に楽しめます。また、牡蠣の殻は植物の根や茎を強くし、栄養の効率的な吸収をサポートします。ミネラルやアミノ酸により野菜や果物の色つや・糖度・日持ちが向上するので、外観の美しさはもちろん、品質にも優れた野菜や果物を栽培できるでしょう(※)。牡蠣の殻を利用した肥料は以前から販売されていましたが、加工時の高温焼成により、ミネラルやアミノ酸などの栄養素が失われていました。現在は、栄養素をそのまま維持する「低温乾燥方式」を採用する製造業者が増えたため、自然由来の栄養素を土壌に届けることが可能になりました。※参考:株式会社グリーンマン「連作障害を防ぐ|カキ殻肥料~新製法・低温乾燥でミネラル保持」牡蠣の殻の色合いを活かしたインテリア牡蠣の殻の色合いを活かし、花瓶や装飾タイル、壁に付ける装飾品などのインテリアを手がけるデザイナーもいます。牡蠣の殻を焼くと真っ白な粉状の灰になるため、陶器製作に必要な釉薬に使えます。釉薬とは、陶磁器の表面を覆うガラス質の部分です。釉薬の材料に牡蠣の殻の灰を使うことで、牡蠣の殻を連想させる独創的なインテリアに仕上がります。また、牡蠣の殻は硬さもあるため、インテリア素材としても活用されています。粉砕した牡蠣の殻を鉱物や砂などと混ぜ合わせることで、より強固になるため、硬さが必要なインテリア素材として最適です。牡蠣の殻による美しい質感は、装飾タイルや壁に取り付ける装飾品など、さまざまな雑貨に活かされています。繊細な技術で製作されたアクセサリー牡蠣の殻をアクセサリーパーツに加工し、おしゃれな装飾品に仕上げるデザイナーもいます。牡蠣の殻は、洗浄や消毒を行って不要物や微生物を除去すれば、装飾品に加工することが可能です。牡蠣の殻を平面に加工すると、自然の色合いを活かしたネックレスに仕上がります。殻を小さくカットして研磨すれば、クラフトパーツを作れます。クラフトパーツはイヤリングやヘアゴム、指輪、ジッパーチャームなど、幅広いアクセサリーや雑貨に付けられます。牡蠣の殻の色合いを活かしたアクセサリーは一つひとつ色味が異なるので、個性的なアクセサリーに仕上がります。SDGsにもつながる、牡蠣の殻の再利用事例牡蠣の殻は、持続可能な資源として注目されています。毎年大量に廃棄されている牡蠣の殻を有効活用するために、日本だけでなく、世界でも再利用に向けた取り組みがスタートしています。ここでは、福岡県糸島市とアメリカのニューヨークでの牡蠣の殻の再利用事例を紹介しましょう。【福岡県糸島市】土壌改良剤として再活用福岡県糸島市では、廃棄される牡蠣の殻の特徴を活かし、土壌改良剤を製作しています。糸島市は牡蠣の養殖産業が盛んな地域で、市の重要な産業のひとつでもあります。2014年には500トンの牡蠣を生産し、地域の牡蠣小屋は多くの賑わいを見せました(※1)。しかし、生産量に伴って増える牡蠣の殻の処理費用に、生産者や自治体は頭を悩ませていたといいます。そこで、生産者や自治体の負担を軽くするために、2010年に糸島地区カキ殻リサイクル研究会が発足。会の目的は、廃棄される牡蠣の殻を乾燥・粉砕し、土壌改良剤として活用することです(※2)。研究を重ねて完成した土壌改良剤「シーライム」は2010年に販売を開始。自然素材を活用した新しい土壌改良材として注目を集めています。※1参考:福岡県水産海洋技術センター「糸島地域におけるカキ養殖業の発展とカキ小屋の役割」※2参考:糸島地区カキ殻リサイクル研究会「福岡県リサイクル総合研究センター平成24年度 研究成果発表会」【ニューヨーク】浄化作用を活かしたプロジェクトを実施アメリカのニューヨークでは、ニューヨーク湾の水質をきれいにする「ビリオンオイスタープロジェクト」が2014年から実施されています。このプロジェクトは、約20年かけてニューヨーク湾全体に10億個の牡蠣を放すというもの(※)。水をきれいにする効果が期待できる牡蠣を大量に放すことで、ニューヨーク港の牡蠣礁を復元することが目的です。プロジェクトにはハーバー・スクールの学生も参加していて、ニューヨーク湾の水質を改善するために、数多くの牡蠣を海に放しています。プロジェクト開始時は濁って何も見えなかった海も、徐々に濁りが解消されつつあるようです。水質の悪い環境で育った牡蠣は、汚れを多く含んでいるため食べることはできません。しかし、このプロジェクトによって水質が改善し、牡蠣礁が復元されることで、将来的に品質のいい牡蠣を食べられると期待されています。※参考:ビリオンオイスタープロジェクト「私たちのビジョン」まとめ牡蠣の殻は年間約20万トン生産されていて、そのうちの8割を占める牡蠣の殻が廃棄されています。殻を廃棄するには溶融処理を行わなければならず、生産者や自治体が高額の費用負担を強いられています。こうした負担を抑えるべく、牡蠣の殻はさまざまな方法で再利用されるようになりました。肥料やインテリア、アクセサリーなど、特徴や主成分を活かした画期的な方法で活用されています。牡蠣の殻は持続可能な資源として注目を集めていて、今後も新たな再利用方法が生まれるかもしれません。