賞味期限を延長させる原料|酸化防止で食品ロスを削減【扶桑化学工業】
オキシナジー™️のご紹介
食品の劣化を抑え、色や風味を長持ちさせるのに重要なのが「酸化」の防止です。扶桑化学工業株式会社(大阪市)では、飲食品の風味への影響が少なく、少量添加で食品の酸化を抑えることができる「オキシナジー™️」を製造・販売しています。扶桑化学工業が国内トップシェアを誇る「果実酸®︎」を厳選配合し、相乗効果を高めた水に均一分散可能な粉末製剤です。
この記事では、オキシナジー™️の特徴から、相乗効果を生み出すメカニズム、オキシナジー™️の活用例までをご紹介します。食品のおいしさや安全性を保ちながら、賞味期限を延長させたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
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オキシナジー™️とは:ビタミン×果実酸®︎の力
扶桑化学工業は、果実や野菜に含まれる酸味の成分である果実酸®︎(=有機酸)の世界で唯一の総合メーカーです。中でも、リンゴ酸・クエン酸は、国内トップシェアを誇り、リンゴ酸においては、世界40カ国以上へ輸出しています。
果実酸®︎の用途は広く、食品では、スポーツドリンクや清涼飲料水、キャンディーやジャム、調味料、加工食品向けの酸味料のほか、日持ち向上剤、pH調整剤としても利用されています。また、食品以外にも、化粧品や医薬品、農業・漁業(土壌改良剤や飼料)、精密産業(洗浄剤)など、さまざまな分野で活用されています。
この果実酸®︎の力を活かし、従来の酸化防止剤(ビタミンC・ビタミンE等)の単独添加だけでは得られなかった高い酸化防止効果を実現したのがオキシナジー™️です。
オキシナジー™️の特徴とメリット
オキシナジー™️の酸化防止メカニズム
通常、食品に含まれる油脂は、空気中の酸素に反応し、過酸化脂質を生じます。この過酸化脂質は、ラジカル連鎖反応により増加していき、結果として食品は風味劣化、物質変化、酸価上昇などの現象(いわゆる、酸化)を起こします。
一方、このラジカル連鎖反応にビタミンが存在すると、ビタミンが身代わりとなって消費されるため過酸化脂質の発生が抑えられ、食品の酸化防止に繋がります。
オキシナジー™️は、脂溶性成分の「ビタミンE」と難溶性結晶物である「ビタミンCパルミテート」に、さらに果実酸®︎を厳選配合することで、結果的に物質中のビタミンの寿命が延長し、ビタミンを単独で添加するよりも酸化防止効果が高まるという特性があります。
オキシナジー™️の3つのメリット
1.少量添加で高い効果を発揮する
オキシナジー™️は、ビタミンを単独で添加するよりも少ない量で酸化防止効果を発揮します。近年は、天然由来の酸化防止原料(ローズマリー、カテキンなど)の価格が高騰しているため、少量でも高い効果を発揮するオキシナジー™️は、コスト面でもメリットがあります。
2.風味に影響を与えにくい
製剤臭(特にビタミン臭)を低減しているキシナジー™️は、風味に影響を与えにくい素材です。また、中性に近く、pHへの影響が少ないため、さまざまな用途での利用が可能です。
3.水に均一分散する
オキシナジー™️は、水に均一に分散する特性があります。飲料等に使いやすく、また、生地(麺類や製パン、製菓等)への練り込みにも適しています。
オキシナジー™️のアプリケーションのご紹介
オキシナジー™️は、例えば即席麺(油揚げ麺)の酸化防止に適しています。乾燥麺は、穴が空いているため、表面積が大きく酸化しやすい傾向があります。麺に、オキシナジー™️を添加した場合、「ビタミンE20%粉末」を添加した場合と比べても、3分の1の添加量で同等以上の期間、品質を保持できるという研究結果があります。
そのほかにも、バタークッキーの酸化防止や、乳製品の光酸化防止、風味劣化の抑制にも効果が確認されています。
食品の劣化を抑え、賞味期限を延長させることは、食品ロスの削減にも大きく貢献します。オキシナジー™️について、より具体的な説明を聞きたい方、効果の出る食材の組み合わせを知りたい方は、扶桑化学工業までお問い合わせください。
扶桑化学工業株式会社
<会社説明>
扶桑化学工業株式会社は、「果実酸」の総合メーカーです。酸味料としてだけでなく、食品の安全性向上、フードロスの削減、食感の改良、健康食品としての利用等、様々な食品に幅広く利用されています。FUSOでは、これら多様な用途におけるたくさんのニーズに対応できる体制を構築しています。
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