「食品×健康×医師監修」の方程式が生むヒット商品【AskDoctors総研】
食品業界で、もはや無視できない一大分野である「ヘルスケア」。「健康によいものを買いたい」という消費者ニーズにどう応えるか、その舵取りが食品企業の明暗を分けると言っても過言ではありません。今回は「医師推奨」というパワーワードで食品の付加価値を高める「AskDoctors総研」の取り組みをご紹介します。
※こちらの記事は、同社の提供でシェアシマ編集部が制作しています。
ヘルスケア食品の最新トレンドは?
「今の時代、あらゆるジャンルの商品で“ヘルスケア”の切り口は有効です。食品はその筆頭で、今やおでんの具材ですら“高タンパク・低脂質”を謳っています」。そう語るのは、インターネット上の医療関連サービスを提供するエムスリー株式会社で「AskDoctors総研」所長兼ゼネラルマネジャーを務める津田宗利氏です。
ヘルスケア食品の需要は市場に定着し、たとえば機能性表示食品の国内市場は2017年以降、毎年連続で拡大。訴求ジャンルも、王道の「生活習慣病予防/スポーツサポート/美容効果」などに加えて「免疫保持/タンパク補給/更年期ケア」とニーズに沿って細分化し、消費者の効果期待感も高まる傾向にあります。確かなエビデンスに基づいた、説得力のある商品ストーリーがより求められる時代といえるでしょう。
富士経済「H・Bフーズマーケティング便覧 2026 No.1 機能嗜好食品編」より
国内最大級の医師ネットワークを生かす商品開発

ヘルスケア食品の説得力を補強するキーワードのひとつが「メディカル」です。医学的見地に基づいた適正な商品評価は、消費者に強い安心感を与える情報になり得ます。
今回ご紹介する「AskDoctors総研」を運営するエムスリー株式会社は、医療従事者向けの情報ポータルサイト「m3.com」などを手がける医療系情報サービス企業。日本の医師の約9割に当たる34万人以上、薬剤師25万人以上が登録する国内最大級の医師ネットワークを有しています。
同社では、豊富な医師ネットワークを活用したヘルスケアマーケティング事業「AskDoctors総研」を展開。食品をはじめとした幅広いジャンルの商品で、医師の知見を生かした商品評価や商品開発をサポートしています。
「医師が推奨」という切り札を商品の強みに
「AskDoctors総研」が展開するヘルスケアマーケティング事業の柱は2つ。ひとつは、医師が評価した商品やサービスに独自の認定マークを付与する「AskDoctors評価サービス」。もうひとつは、医師の知見や診療データに基づいた商品開発のサポートです。
「医師の推奨意向確認済み商品」のフレーズが入ったAskDoctors認定マーク。推奨意向のパーセンテージも記載される。
【1】AskDoctors評価サービス
「AskDoctors評価サービス」は、「m3.com」に登録する医師のうち100~最大1000名が、エビデンス資料等に基づいて安全と健康の観点から商品を客観的に評価し、推奨意向を4段階で評価。全体で75%以上の推奨意向が得られれば商品に認定マークを付与できる仕組みです。
2012年からの認定制度スタート以来、現在では食品を含めた累計100製品以上がAskDoctors認定マークを取得しています。
AskDoctors認定マーク取得済食品の一例。飲料や調味料、食品原料まで多ジャンルにわたる。
【導入メリット1】適正価格50%向上も!商品の付加価値アップ
AskDoctors認定マークによって得られる「医師が推奨する商品」というブランド力は、店頭で強い訴求力を発揮します。「AskDoctors総研」がウーロン茶を対象に実施した意識調査によれば、
⇒平均103.1円
●AskDoctors認定マーク付の烏龍茶の適正価格だと思う金額
⇒平均156.4円(「医師の95%が勧める」の認定マークの場合)
AskDoctors認定マークを取得したウーロン茶は、一般的なウーロン茶の約150%の価格設定であっても、消費者は「適正である」と感じることが示されました。また、同認定マークを導入した企業の87%が「売上げが伸びた」と回答し、売上げ向上の中央値は+20%(120%)とのこと。認定マークによる商品の差別化や信頼性アップが売上げに結びついたといえます。
【導入メリット2】訴求しやすい営業ツールになる
AskDoctors認定マークを取得した商品は、「効果・効能」を具体的に表現しづらいヘルスケア食品分野において、「医師が推奨」という背景を武器にしたスピード感ある営業が可能になります。メーカーとバイヤーの双方にとって「売りやすい」商品を作る近道が、この認定マークといえるでしょう。
食品原料も認定マークの対象に
AskDoctors認定マークは、小売り商品だけではなく食品原料も付与の対象です。認定マークを取得した原料を使用した食品も、一定の条件下で認定マークを表示できるスキームが用意されています。機能性を強みにした食品原料メーカーにとっても、AskDoctors認定マークはBtoBの営業を後押しするツールになりそうです。
【2】医師の知見を生かした商品開発
「AskDoctors総研」では、医師ネットワークを活用した商品開発支援や、クリニックでのプロモーション支援も行っています。34万人以上の医師会員の中から、商品の特性に沿った医師をエムスリー側が選定し、医師の知見や診療データを取り入れた商品開発を支援しています。
【導入メリット1】「医師との共同開発」を謳える商品づくり
現役医師ならではの視点や知識を取り入れた商品開発を通じ、「医師との共同開発」という、明確かつ魅力的な商品ストーリーを消費者に届けることができます。もちろん、開発した商品をAskDoctors評価サービスで検証の上、マーク取得を試みることも可能です。
医師へのアンケート調査をもとに開発された「お医者さんのおせんべい」。
【導入メリット2】商品のPR支援まで一気通貫で可能
エムスリーとその関連会社による医療機関ネットワークを通じ、病院内のサイネージ(液晶パネル)での動画広告や、院内パンフレット・サンプル設置などの商品PRも可能。商品特性によってはピンポイントで効果的なPRになります。
※画像はイメージです。
さまざまなヘルスケア食品が乱立する昨今、「医師推奨」のひと言は購買の大きな後押しになりそうです。既存の商品での認定マーク取得から新商品の企画・開発まで、ぜひお気軽にご相談されてはいかがでしょうか。

AskDoctors総研(エムスリー株式会社)
<会社説明>
消費者の健康意識の高まりを受け、市場には健康・機能性訴求の商品が増加する中、自社製品・サービスの価値や信頼感を伝えることは益々重要となっています。AskDoctors総研は、健康のプロである医師の知見を活かし、消費者に正しい商品情報を伝えるお手伝いをいたします。
シェアシマ編集部
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