更年期ケア市場に新風!エビデンス豊富な新原料【シグナル分子生命工学研究所】
健康食品市場の中でもニーズが高い「フェムケア(女性向けヘルスケア)」商品。なかでも更年期世代の女性をサポートする商品群は、年々増加傾向にあります。その効能を支える機能性原料として大きく期待される、新しい植物性エストロゲンをご紹介します。
※こちらの記事は、同社の提供でシェアシマ編集部が制作しています。
拡大を続ける「フェムケア」市場

女性ホルモンの影響による、女性特有の健康問題に応える「フェムケア」。特に40~50代の女性がホルモンバランスの乱れによって体調変化に悩まされる「更年期」のケアを謳う商品は少なくありません。また「更年期」以降も、エストロゲン減少によって体のさまざまな機能に影響が出る「老年期」を迎えることになります。高齢化社会の訪れとともに更年期以降の人口は増加傾向にあり、「更年期ケア」及び「老年期ケア」は健康食品市場で安定した需要が見込めるジャンルといえます。
更年期ケアサプリ市場は200億円規模に

更年期ケアサプリの機能性原料として近年注目されるのが、更年期に減少する女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをする植物性エストロゲンです。たとえば大豆由来のエストロゲン様成分「エクオール」を原料に取り入れた大手製薬メーカーの更年期ケアサプリはヒット商品となり、今や更年期ケアサプリの市場規模は200億円を超え、2030年には284億円(CAGR約6%)まで成長するとされています。
新世代の植物性エストロゲンが登場

そもそもエストロゲンの働きとは?
エストロゲンは、主に女性の体で作られるホルモンのひとつです。ホルモンは体内のシステムにさまざまな指令を発信する「信号物質」で、その指令によって私たちの生命活動は保たれています。エストロゲンは子宮や卵巣といった生殖器の働きに深く関わりますが、脳や臓器、骨、血管、皮膚などにも指令を発するため、更年期以降にエストロゲンが低下すると、心筋梗塞や高血圧症、骨粗しょう症やリウマチなどの要因になるとされています。
既存の植物性エストロゲンを超える新物質
「エクオール」に代表される植物性エストロゲン様物質は、大豆などの植物から抽出され、エストロゲンに似た信号を発信する「エストロゲン様作用」があります。このたび、これらの既存成分を大きく上回る度合いで、ヒトのエストロゲンと極めて近い働きをする新たな植物性エストロゲン様物質が発見されました。
最大級のエストロゲン様作用をもつ「シグモルF」

「シグモルF」と名付けられたこの新規エストロゲン物質もまた、大豆由来の発酵物で、私たちの生活になじみ深い植物、大豆から抽出された「エストロゲン様作用」をもつ物質です。国内最大の研究機関である産総研つくばセンター(産業技術研究所)と、体に有用な物質の研究開発や評価を手がける株式会社シグナル分子生命工学研究所との共同研究によって発見されました。
優れた作用を示す科学的根拠
下の図は、産総研との共同研究による特許技術をもつシグナル分子生命工学研究所が実施した独自のDNAマイクロアレイ検査により、植物性エストロゲンが発する信号を評価したものです。図上にある角度45度の線(エストロゲン)に対して、黒色の打点が重なるほど、エストロゲンとの相関係数が高いことを表しており、相関係数が高いほどヒトのエストロゲンが発する信号に近いという結果を示しています。
左図が、このたび発見された「新規植物性エストロゲン物質(シグモルF)」の評価結果で、相関係数0.97という数値が示す通り、ほぼすべての打点が直線上にあることが分かります。比較対象である「エクオール(右図)」と比べると、ヒトのエストロゲンとの近似性は約100倍に上り、それだけヒトのエストロゲンに近い働きをし、従来の原料よりも高い効果が期待できます。
「新規植物性エストロゲン物質(シグモルF)」(左図)と「エクオール」(右図)の生理活性測定結果の分布図。
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卓越した測定技術が支えた新発見

植物性エストロゲン様物質が、ヒトのエストロゲンに対してどの程度の近似性があるかを詳細に検出する技術は、シグナル分子生命工学研究所が世界で初めて実現したものです。この技術にはすでに多くの論文発表があり、権威ある国際誌にも数多く掲載されています。遺伝子技術や環境ホルモンなどを長く研究してきた同研究所は、植物の色素(ポリフェノール)がヒトのホルモンと似た信号物質を発していることを発見。この「新規植物性エストロゲン物質(シグモルF)」も、大豆由来であるポリフェノールも、エストロゲン信号を発信しています。
さらに、異なる種類のポリフェノールが複合化されることでエストロゲン様作用が掛け算的に増加するという相乗効果も、同研究所の検査技術で初めて明らかになりました。この複合物ならではの相乗効果も、一般的な既存の植物性エストロゲン様物質にはない特長です。
更年期ケアサプリの強力な差別化に

有用性に確かな根拠をもつ「新規植物性エストロゲン物質(シグモルF)」は、今後の更年期ケアサプリ市場を大きくリードできる機能性原料といえます。原料としての特長をまとめると、
■アピールできる特長の一例
- ゆらぎ期特有の不快感や体調の変化に対するサポート
- 年齢とともに気になる骨の健康を維持
- 年齢による肌の変化に寄り添い、なめらかで整った肌を目指す方々のサポート
- 中高年女性の健康数値や「めぐり」に対するサポート
- 体をサビから守るとされる抗酸化作用による健やかなコンディションを維持
- アクティブな毎日を送りたい方の動きをスムーズにサポート
■植物由来だから安心
大豆原料のため、副作用の心配も少なく安全です。
■加工しやすい粉末タイプ
粉末タイプの原料のため、サプリメントをはじめ、飲料やグミなどの菓子類、女性向けプロテイン商品など、幅広い健康・機能性食品に活用できます。
今後も継続した成長が期待できるフェムケア(更年期ケア)市場。話題性ある新商品を求める方も、新規参入をお考えの方も、科学的根拠とエビデンスがあり、高い訴求力をもつ「新規植物性エストロゲン物質(シグモルF)」を原料としてぜひご検討してはいかがでしょうか。
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※参照:「フェムケア・オムケアサプリメントの市場を調査」(富士経済グループ)

シグナル分子生命工学研究所
<会社説明>
産総研つくばセンターとの共同技術である遺伝子解析技術を活用し、健康食品・機能性食品の有効性評価や、環境ホルモン等の化学物質の検査を行っています。先端バイオ技術を用いて食の安全と健康への寄与を目指す事業を展開しています。
シェアシマ編集部
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