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アーモンドバターは栄養素が豊富!健康効果や市場動向などを解説

アーモンドバターは栄養素が豊富!健康効果や市場動向などを解説

アーモンドバターはほかのナッツバターと比べても栄養価が高く、手軽に美容・健康効果が得られるプラントベースフードです。海外セレブやモデルの間でダイエットフードとして広がり、近年は日本でも注目されるようになりました。
ナッツはヴィーガンやベジタリアンにとって重要なタンパク源とみなされていますが、アーモンドバターはナッツバターの代替品としても注目されています。
この記事では、アーモンドバターの概要やおすすめの食べ方、栄養素、選び方などを解説します。

アーモンドバターとは

アーモンドバターはアーモンドの香ばしさとコクがある味わいが特徴です。まずはアーモンドバターの特徴や食べ方を見ていきましょう。

必ずしも乳製品のバターが使われている訳ではない

アーモンドバターとは、アーモンドをローストし、砕いたものにオイルやバターを混ぜてペースト状にしたものです。「アーモンドから抽出したバター」ではなく、「アーモンドを砕いてペースト状にした食品」のため、アーモンドの栄養をまるごと摂れるのが魅力です。なお、「バター」と付くからといって乳製品のバターが使われているとは限りません。

おすすめの食べ方

アーモンドは栄養価が高いため積極的に摂取したい食品ですが「そのまま食べ続けると飽きてしまう」と感じる方は多いかもしれません。
無糖・無塩のアーモンドバターなら、以下のようにさまざまなアレンジを加えてアーモンドの栄養素を摂取できます。

【アーモンドバターの食べ方】
・料理やドリンクに入れてアクセントに
・砂糖やハチミツを加え、トーストやクラッカーなどに塗るスプレッドとして
・少し塩を加えて調味料として

バターやジャム、ソース、マヨネーズなどの代わりにアーモンドバターを使用するのが主な食べ方です。スプレッドや調味料の代わりとして使うことで、アーモンドに含まれる栄養素を効率的に摂取できます。

アーモンドバターに含まれる栄養素と健康効果

アーモンドバターの主要栄養素は以下の通りです。

【アーモンドバターの主要栄養素】
・エネルギー:638kcal
・脂質:57.9g
・タンパク質:5.8g

アーモンドバターにはこのほか、ミネラルやビタミン、食物繊維、不飽和脂肪酸が含まれています。ここからは、それぞれの栄養素の健康効果を見ていきましょう。


ミネラル

アーモンドバターは鉄分、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラルを多く含みます。これらのミネラルを摂取すると、貧血予防やむくみの改善、体内の老廃物を体外に排出するデトックス効果などが期待できます。
鉄分、カルシウム、マグネシウムは特に不足しやすいミネラルのため、積極的な摂取が望まれます。

ビタミン

アーモンドバターにはビタミンEが多く含まれます。ビタミンEは、細胞や血管の老化を引き起こす活性酸素の生成を防ぐ特長があり、抗酸化作用の高い脂溶性ビタミンです。摂取により、動脈硬化や血栓の予防、血圧を下げる効果、悪玉コレステロールを下げる効果、細胞膜を正常に保つ効果などが期待できます。
また、ビタミンEの肌細胞の若々しさをサポートする作用も見逃せません。ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれ、紫外線や外的刺激から肌を守り、肌の潤いを保つために必要なバリア機能を安定させます。これにより、シミやくすみを防ぎ、若々しい肌を維持する効果が見込めるでしょう。ほかにも血流促進作用による、血行不良が原因の冷え性や肩こりを改善させる効果や、皮膚の新陳代謝を高めることによるアンチエイジング効果が期待できます。
その他、アーモンドバターには「発育のビタミン」と呼ばれるビタミンB2を含みます。ビタミンB2は脂質の代謝を助け、肌や皮膚の粘膜、髪、爪などの細胞の再生をサポートしてくれます。

食物繊維

アーモンドバターには食物繊維が多く含まれます。食物繊維は整腸作用があり便秘の予防や改善に役立つほか、血中のコレステロール濃度を下げ、食後の急な血糖値の上昇を防ぐ効果が見込めます。

不飽和脂肪酸

不飽和脂肪酸は体内で合成できない必須脂肪酸で、食べ物などから摂取する必要がありますが、アーモンドバターにはオレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸が多く含まれています。
オレイン酸には血液中の善玉コレステロールを減らさずに悪玉コレステロールを減らす作用があり、心筋梗塞などの生活習慣病を予防する効果が期待できます。また酸化されにくく、体内での過酸化物の発生を抑えてくれるのも特長です。

こうした健康効果はオレイン酸とリノール酸を併せて摂取することで高まる説が有力で、オレイン酸とリノール酸をまとめて摂取できるアーモンドバターは健康面でも魅力的な食品といえます。
なお、アーモンドは脂質を多く含むものの、含まれる脂質は不飽和脂肪酸のため、食べ過ぎなければニキビなどの肌トラブルを招く可能性は低いと考えられます。

アーモンドバターの選び方

ここからは、市販のアーモンドバターを選ぶ際のポイントを紹介します。


添加物の有無

市販のアーモンドバターには添加物が加えられているものと無添加のものがあります。添加物が加えられているものは日持ちしやすく、砂糖や塩が添加されていると無添加のものより食べやすいのが特徴です。アーモンドバターを食べ慣れていない人や小さな子どもには、添加物が加えられた製品を選ぶのも良いでしょう。
一方、無添加のものはアーモンドの香ばしさや甘みが感じられやすく、アーモンドの栄養を取り入れやすい、料理に使いやすいなどの特徴があります。健康志向の方や、積極的に料理に取り入れたい人は無添加のものが使いやすいでしょう。

健康志向ならオーガニック

さらに健康面に配慮したい方にはオーガニックアーモンドバターがおすすめです。オーガニックアーモンドバターは農薬を使っていないアーモンドから作られたアーモンドバターで、安全性の高さを求める方やアーモンド本来のおいしさを味わいたい方に適しています。
なお、市販のアーモンドバターには原材料がアーモンドのみの製品もあります。アーモンドバターは一般的にオイルやバターが加えられていますが、それが添加されていない製品です。「アーモンドを毎日摂取して栄養素を取り入れたいけれどそのままでは食べにくい」という方は、こうしたアーモンドのみで作ったアーモンドバターを利用するのもおすすめです。

早く使い切れる容量

アーモンドバターの原材料であるアーモンドには脂質が多く、容器を開封すると徐々に脂肪分が酸化して風味が落ちるほか、健康にも良くありません。
そのため、市販のアーモンドバターは使い切りやすいサイズを選び、なるべく早く使い切るようにするのがポイントです。

アーモンドバターの市場動向

アーモンドバターは消費者の健康志向の高まりなどから注目が集まっており、今後市場が大きく成長するとみられています。ここではアーモンドバターの市場動向を解説します。


市場は2028年まで5.8%のCAGR(年平均成長率)で推移する見込み

市場調査などを行う株式会社グローバルインフォメーションによると、アーモンドベーススプレッド(アーモンドバター)市場は2023年~2028年の期間に5%のCAGR(複数年にわたる成長率から1年あたりの幾何平均を求めたもの)で推移すると予想されています。

消費者の健康志向の高まりなどが市場の成長を後押し

心疾患や肥満、糖尿病などの生活習慣病が世界中で増加していることから、消費者の健康志向は日増しに高まっており、健康効果を期待する消費者のニーズがアーモンドバター市場の成長を後押しすると考えられています。
また、アメリカやカナダ、イギリス、オーストラリアなどではナッツアレルギーに対する懸念が高まっていますが、ナッツはヴィーガンやベジタリアンにとって重要なタンパク源です。消費者は代わりになるヴィーガンスプレッドを探している状況のため、今後アーモンドバターはナッツバターの代替としてもニーズが高まると予測されています。

まとめ

アーモンドバターはアーモンドをローストし、砕いたものにオイルやバターを混ぜてペースト状にしたプラントベースフードで、アーモンドならではの香ばしさやコクが特徴です。アーモンドバターは栄養価が高く、特にミネラルやビタミン、食物繊維、不飽和脂肪酸を多く含むのが特徴です。無糖、無塩の製品を選べば、さまざまなアレンジを加えてこうしたアーモンドの栄養を効率的に取り入れられます。バターやジャム、ソース、マヨネーズなどの代わりにアーモンドバターを使用するなどして、気軽に食生活に取り入れてみてください。

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