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ビタミンCの機能を強化|新発売「還元ビタミンC」を徹底解説【炭プラスラボ】

健康食品などの原料として安定した需要があるビタミンC。抗酸化作用をはじめとした多くの機能が知られていますが、このたび機能性に優れた食品原料を開発する「炭プラスラボ株式会社」より、ビタミンCの働きをより強化した「還元ビタミンC(TM)」が発売されました。ビタミンC食品に新たな価値を生む、その注目すべき特徴をご紹介します。



50年以上の研究が生んだ原料開発力

「炭」「水素」に特化した原料メーカー「炭プラスラボ」

「還元ビタミンC(TM)」の製造元は、サプリメント原料などを多く開発・製造する食品原料メーカー「炭プラスラボ株式会社」。同社の創業者は、国内大手飲料メーカーの缶コーヒー商品の開発責任者を長年務め、食品の酸化を防ぐ「抗酸化」の技術開発に携わる過程で「炭」と「水素」の強い抗酸化作用に着目しました。その知見を生かして炭プラスラボ株式会社を設立し、以後同社では50年以上にわたって炭と水素の研究を続けています。

炭プラスラボ株式会社の創業者・横山功夫氏。酸化が速いコーヒーを製品化する際に不可欠な「抗酸化」の研究を続け、「一番の抗酸化物質は炭と水素である」との結論に達したという。


「食品の抗酸化」で世界5カ国の特許を取得

炭プラスラボ株式会社は、長年の研究実績に基づいて炭や水素、また乳酸菌などに特化した食品原料を多く開発し、特に「水素を用いた食品の日持ち技術」に関しては、アメリカやヨーロッパ、中国、香港、日本の世界5カ国で特許を取得。現在は30種前後の食品原料をラインアップし、サプリメントを中心とした健康食品の原料供給やOEMに対応しています。



“ビタミンC+水素”の新発想


同社が得意とする「水素」を用いた独自技術を生かして2023年に発売されたのが、ビタミンC原料の「還元ビタミンC(TM)」。「体内への吸収力」を強調する一般的なビタミンC群とは一線を画し、ビタミンCが本来もつ「還元力」に着目した新タイプのビタミンC原料といえます。


物質は空気中の酸素と結びつくと「酸化」し、鉄でいえばサビが浮いた状態になります。私たちの体を作る細胞もまた、酸化によって老化が進行します。一方で「還元」とは、物質に結びついた酸素を離し、元の状態に戻す働きをいいます。ビタミンCの機能でよく謳われる抗酸化作用とは、この「還元機能」に他なりません。



【特徴1】ビタミンCの「還元力」が5倍にアップ

「還元ビタミンC(TM)」最大の特徴は、炭プラスラボ株式会社が特許を取得した独自技術を生かしてビタミンCパウダーに水素を大量に担持(※1)させていること。この水素の働きによりビタミンCの還元機能、つまり還元力が既存の同種原料に比べて5倍以上も高くなっています(※2)。

物質の還元力を表す「酸化還元電位」は、数値が低いほど還元力が強い。「還元ビタミンC」は、既存のビタミンC原料と比べて唯一マイナス数値を示すほど還元力に優れている。


※1:担持:他の物質を固定化させる働き。
※2:アスコルビン酸(100%品)やリポソーム型(タイムリリース)ビラミンCと比較した場合。


水素がビタミンCの働きをサポート

ビタミンCの抗酸化作用を支える還元機能。ところが食事やサプリメントなどで体内に摂取されたビタミンCは、体内で老化の原因となる活性酸素を還元すると、その還元機能を失ってしまいます。「還元ビタミンC(TM)」の場合、水素の働きによってビタミンCの還元機能を復活(リサイクル)させることができます。

水素とのコラボレーションによって高い還元力を維持できる「還元ビタミンC(TM)」は、抗酸化作用やコラーゲン合成の促進、メラニン生成の抑制、免疫力の向上といった美容と健康に役立つビタミンCの機能を長く持続できるとされています。まさに「ビタミンC+水素」の新発想で生まれた、新タイプのビタミンC原料といえます。


悪玉活性酸素を効率よく無毒化

ビタミンCが一般的な活性酸素を還元する過程で生じる悪玉活性酸素(ヒドロキシルラジカル)は、酸化作用が強く、生活習慣病や老化などを引き起こす物質といわれています。「還元ビタミンC(TM)」は、この悪玉活性酸素を水素の力で素早く還元し、無毒化させることができます。水素の働きを生かしたこの機能は、既存のビタミンC原料にはない特徴でもあります。

【特徴2】80%以上のビタミンC含有率を実現

ビタミンCは通常、pHアルカリ性の環境ではそれ自体が酸化し、構造が壊れてしまいます。「還元ビタミンC(TM)」は、ビタミンCの構造が壊れないpH酸性を維持。その結果、パウダー状の原料の中にビタミンCを80%以上という高い割合で含有しています(※3)。

※3:一般的なタイムリリース型ビタミンCの場合、原料中のビタミンC含有率は20~30%。



【特徴3】栄養機能食品に適した「第4のビタミンC」

既存のビタミンC原料は、主に(1)アスコルビン酸、(2)レモンやアセロラ等由来の天然由来ビタミンC、(3)リポゾーム型などのタイムリリース型ビタミンCの3タイプに大別されていました。それぞれ機能面やコスト面で一長一短がありましたが、「還元ビタミンC(TM)」は、その双方でバランスがとれた「第4のビタミンC」といえるでしょう。

ビタミンCに特化した商品開発に

高い還元力をもつ「還元ビタミンC(TM)」は、栄養機能食品(ビタミンC)の原料としても優れています。「還元ビタミンC(TM)」37.5~1250mgの使用量で、消費者庁が定める栄養機能食品(ビタミンC)の1日摂取量(30~1000㎎)に換算できます。


商品設計において「還元ビタミンC(TM)」の1日の摂取量を100mg以上にした際、商標表記(ロゴマーク)が使用可となる。


他社と差別化されたビタミンC商品の開発をお考えの方は、ぜひお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。


「還元ビタミンC(TM)」の詳細は商品ページよりご覧ください。


提供
  

炭プラスラボ 株式会社


<会社説明>
創業者 横山功夫の50年以上にわたる研究ノウハウをベースに開発した、 機能性食用炭(活性炭)、還元ミネラル水素パウダー(高濃度水素パウダー)、水溶性イオン化ケイ素(水溶性ケイ素、水溶性シリカ)、還元発酵乳酸菌、エクオール乳酸菌、ホタテ貝アパタイト、真珠貝アパタイト、NMNなどの各種原料を販売しています。

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執筆者プロフ
シェアシマ編集部

食品業界で働く人たちに向けて、展示会の取材や企業へのインタビュー記事を通して、食品開発・製造に関わる話題のトピックを発信しています。プラントベースフードに興味津々の国際薬膳師、累計記事執筆2,500以上の元新聞記者等々、30〜40代の編集メンバーを中心に運営中

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豪州シェアNo.1|新時代プラントベースミート「v2」の魅力を徹底解説【オザックス】

世界的に拡大を続けるプラントベース市場。なかでも2019年にオーストラリアで誕生して以来、急成長しているプラントベースミートが「v2」です。「ひき肉状で加工しやすい」「冷めても肉のような旨味と食感が残る」など、食材としても優れている「v2」の特徴をご紹介します。優れた加工性と「まるで肉」の旨味と食感通常のひき肉と同じ感覚で導入できるオージー・ビーフの国オーストラリアで誕生した「v2」。同国の国立科学機関CSIROが開発に携わり、ジューシーな肉のリアルな旨味が再現された植物性原料100%のプラントベースミートです。「v2」はひき肉状のため、通常の牛・豚ひき肉などと同じ感覚で調理できるのが大きな特徴。水で戻すなどの工程も不要です。そのため、既存の製品メニューや製造工程を大きく変更することなく、自社商品にプラントベースミートを導入できるのです。冷めてもジューシー、2種類の味わい肉汁がにじみ出るような味わいと食感。「v2」が「肉そのもの」のようなおいしさを再現できる理由は、その優れた保水性にあります。そのため、加工後に再冷凍しても食品がパサパサとした仕上がりにならず、肉らしい食感が損なわれません。まさに次世代のプラントベースミートとも呼べる「v2」は、調理メニューに合わせて2種類がラインナップ。ミートソースや牛そぼろなど牛肉の代わりとして利用できる「ビーフ味」と、餃子やシュウマイなど豚肉の代わりとして利用できる「ジューシー味」、そしてハンバーガー用パテとしてそのまま使える「v2バーガー」がそろっています。牛ひき肉と同様に調理できる「ビーフ味」、豚肉のようなコクが味わえる「ジューシー味」、100%植物性原料のバーガーパテとして使える「バーガー」がそろう「v2」シリーズ。メニュー開発の可能性がさらに広がるひき肉と混ぜ、既存メニューに付加価値を「v2」はそのまま利用するのはもちろん、通常の牛・豚ひき肉と混ぜる「ハイブリッド加工」も容易に行えます。配合量のバランスによって製品メニューの栄養価や価格を調整しやすい点も、ひき肉状の「v2」ならではの強みといえるでしょう。栄養価の面でも優秀で、「v2」は牛肉と同等の高い栄養価(鉄分・ミネラル・ビタミン類)と豊富な食物繊維を含み、しかも低脂質でコレステロールはゼロ。加工の手間を抑えながら栄養価を向上させ、そのうえ肉本来の味わいを保ったメニュー開発を可能にします。増量剤として一般的な植物たんぱく質とは一線を画す、新たな価値を生むハイブリッド加工が実現できます。需要が高まるハラル認証にも対応近年、食品の輸出展開において無視できないハラルやビーガン需要。植物性原料100%で加工性に優れた「v2」は、ハラル認証商品に向けた食品開発でも真価を発揮します。また、遺伝子組み換え原料不使用、合成着色料・香料・防腐剤など天然由来以外の原料も不使用なため、食品の安全性、健康配慮へのニーズにもしっかりと応えています。すでに「v2」のオフィシャル小売商品である「v2プラントベース餃子」はシンガポールへの輸出展開が始まっており、今後の拡大が期待されています。v2プラントベース餃子(12個入り)豪州では「v2」の小売商品が充実「v2」の本場オーストラリアでは、ソーセージやナゲット、パスタソースなどに「v2」を使用した小売商品が続々登場しています。肉のおいしさや安全基準に厳しいオーストラリアで、「v2」が幅広い支持を受けていることがうかがえます。消費者の多様な嗜好に応えたい、あるいは自社製品とSDGsの関連性をアピールしたい……さまざまな理由から注目を集めるプラントベースミート。とはいえ肉の代替品としてのメニュー開発にハードルを感じる。そんな企業の悩みやニーズに応えられる食品原料が「v2」です。現在すでに複数の食品メーカーで、既存のひき肉を「v2」に置き換える動きが高まっているとのこと。今後も新時代のプラントベースミート「v2」に要注目です。【シェアシマ】で「v2」(ビーフ味)の情報を見る<この食品素材にも注目:セレンピア>オザックス株式会社では、日本製紙株式会社が開発した食用バイオマス素材「セレンピア」も取り扱っています。木材繊維を微細化して作られたセレンピアは、食品添加物として高い保水性を発揮し、食感を損なわずに成形後の形状を保持できる点が最大のメリットです。また、パンなどに添加すると生地の気泡が安定し、焼き上がりを一定に保てるため、製造時のロス率軽減にもつながります。

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