食品の企画開発をサポートする

食品を捨てない社会へ:シェアシマだからできるアップサイクル事業とは

食品を捨てない社会へ:シェアシマだからできるアップサイクル事業とは

今、日本では年間どれくらいの食品が捨てられているかご存知ですか?SDGsへの関心が高まる中、日本の食品ロスは解決しなければならない大きな課題です。この課題を解決するために、食品原料のプラットフォーム「シェアシマ」では、他にはない方法で食品のアップサイクルを推進する事業を行っています。

「食品を捨てない社会」を実現するシェアシマ


シェアシマは「食品開発のための原料検索サービス」であり、食品原料を紹介したい企業と食品原料を探したい企業を結ぶプラットフォームの役割を担っています。これまでは、食品原料を新規で探す際には自社で取引のある卸売業者へ直接問い合わせるか、展示会などに足を運んで情報収集するしかありませんでしたが、シェアシマを活用すればそれらをすべてをウェブ上で完結することができます。

そのノウハウを使ったアップサイクルのための取り組みとして、シェアシマでは未利用原料に特化したセカンダリーマーケット(再流通市場)をつくろうとしています。そして、長野市や市内企業と協力して、そうした未利用原料を活用した商品企画・開発に当たる『長野アップサイクル・フード』プロジェクトを展開しています。

食品原料のセカンダリーマーケット(再流通市場)をつくる


シェアシマでは、廃棄予定の未利用原料や生産過程で発生する端材、できすぎてしまった農作物などを抱える企業からの相談を受け付け、そういった未利用原料を買い取りたいという企業とのマッチングサポートを行っています。

具体的には、姉妹サイト「アップサイクル特集」に企業が抱える未利用原料を掲載し、フリマアプリのように売買できる場を提供しています。シェアシマが出展者となることで、出品する企業は自社の食品廃棄事情などを知られずに販売することが可能です。

購入する側は、自社ルートでは手に入らない食材を入手でき、それを使用した新商品の開発ができたり、食材調達のコストを抑制できたり、廃棄予定だった食材を購入することでSDGsに貢献できるなど、様々なメリットがあります。

買い取られた食品原料は商品開発を経て小売店などで取り扱われ、それを購入した消費者も食品ロス削減に貢献できるという好循環を生み出しています。

シェアシマでは、こうした取り組みにより手間や廃棄、コストといったヒト・モノ・カネの無駄を削減することで新たな価値を創造できると考えています。

食品製造の現場で発生する「3つのロス」


現在、日本の食料自給率はカロリーベースで38%となっており、これは先進国内でも最低水準です。また、日本の食品ロス量は522万トンで、自給率は低いにもかかわらず大量に食品を捨てていることが問題となっています。

食品ロス量522万トンの内の23%は食品製造業から発生しており、シェアシマではその原因を以下の3つに分類しました。

  1. 外装の損傷で出荷できなかったり、生産数と需要が見合わなかったなど、工場内の倉庫で廃棄を迎える余剰在庫
  2. 商品規格を合わせるために切り落とした野菜の角、ケーキの端などの端材
  3. 果物や野菜を加工する際に出る果汁、皮、芯などの残渣


私たちシェアシマは、こうした「3つのロス」を活用の可能性がある「資源」と捉え、付加価値を上乗せしたアップサイクル商品として生まれ変わらせる取り組みを始めています。

未利用原料を活かす『長野アップサイクル・フード』

『長野アップサイクル・フード』は、長野県に眠る未利用原料を調査して新たな食資源としての活路を見出し、それぞれの原材料に合ったオリジナル商品として企画開発するブランドです。シェアシマを運営するICS-net株式会社がNAGANOスマートシティコミッション(略称:NASC)の令和4年度実証プロジェクトに採択された経緯から、長野市と市内の企業との共同で開発を始めました。


ロゴマークはSDGs12番の「つくる責任つかう責任」の理念と、循環を意味するインフィニティマークをベースにデザインされています。

福味鶏ふくふくレバー


福味鶏ふくふくレバーは、長野県のブランド鶏である信州福味鶏のレバー・ハツを使用した缶詰です。鶏肉は、胸やももなどの部位は100%流通に乗っていきますが、レバーやハツの一部は余剰原料になってしまっていたことから企画されました。レバー・ハツの臭みを抑える加工を施した味わい深い商品です。
JR長野駅隣接の「久世福商店MIDORI長野店」、東京・銀座のアンテナショップ「銀座NAGANO」、銀座NAGANOのオンラインショップ「 NAGANOマルシェ」にて販売しています。

信都ご縁エール


長野県のお土産品のウエハースの端材を使用して作られたビールです。本来ビール製造で使用する原料の麦の10%をウエハースで代用することで、それまで廃棄されていたウエハースの端材を生まれ変わらせることができました。優しい甘さが特徴です。
長野市内の「九九や旬粋」、「天然温泉まめじま湯ったり苑」、軽井沢プリンスショッピングプラザ内「軽井沢旬粋」で販売されています。

シェアシマでは原料段階から未利用食品の活用を模索し、シェアシマにしかできないアップサイクル事業を推進していきます。

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