
「食べること」は「生きること」【社長コラム#7】
最近、父と母の様子が少しずつ変わってきました。
年齢を重ね、後期高齢者となったふたりは、体調の変化や関節の痛みを口にすることが増えてきたのです。
もともと、父は毎朝5時には家を出て畑に向かい、母は約30年前に直売所と加工所を立ち上げ、まさに6次産業の先駆けとして、地域に根ざした経営を続けてきました。春は山菜、夏はなすときゅうり、秋は栗と米、冬は野沢菜の漬物やたくあんなど。季節のめぐりと共に、食卓にはいつも自然の恵みが並んでいました。
しかし今、その暮らしのリズムは少しずつ失われつつあります。
家で過ごす時間が増え、食事の量も目に見えて減ってきました。茶碗に盛られた少量のご飯が手つかずのまま残る日もあり、味噌汁もインスタントが主流に。食べたり食べなかったりという日々が続いています。
食べることは、エネルギーを生み出す源

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