
地域の恵みがつなぐ、新しい食品開発のかたち 【社長コラム#8】
前回の記事を読む:「食べること」は「生きること」【社長コラム#7】
私は長野県長野市に暮らしながら、日々、地域の素材や生産者の方々と向き合っています。四季折々の自然に囲まれ、果樹園や田畑がすぐ近くにある環境では、多くの消費者では見えにくい「食の現場」に直接触れることができます。そこで強く感じるのは、地方には数え切れないほどの素材がある一方で、それらの多くが十分に活かされていないという現実です。
市場に流れない規格外の果物、製造過程で副産物として生まれる乳や穀物の加工残渣、地域でしか知られていない特産品。これらは廃棄されることも少なくありません。しかし、見方を変えれば「未来の食品開発を支える宝の山」なのです。
地方に眠る宝と、その壁

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