
サステナビリティは目の前の課題【食品企業のためのサステナブル経営(第5回)】
前回の記事を読む:食品産業における持続可能性とは?【食品企業のためのサステナブル経営(第4回)】
前回は食品業界において、サステナビリティの課題にどのようなものがあるかをお話しいたしました。そして、そうした課題を解決して社会を持続可能にすることが、私たちの仕事と生活も持続可能にすることになり、真剣に考える必要があると結論しました。そうは言っても、実際に問題が起きるのはもっと先のことだろう。自分が仕事をしている間は大丈夫。あるいは、遠い外国で起きていることでよくわからない。そう考える方もいらっしゃるかもしれません。ところが、それがそうでもないのです。今回はサステナビリティに関わる問題が既に目の前のビジネスに影響を与えていることをご紹介したいと思います。
サステナビリティの問題はもう始まっている

サステナブル経営アドバイザー。株式会社レスポンスアビリティ代表取締役。東京大学理学部卒業、同大学院修了、博士(理学)。植物生態学の研究者としてマレーシアの熱帯林で研究をし、帰国後、国立環境研究所を辞して独立。その後は、企業と生物多様性およびサステナブル調達の日本の第一人者として、日本の食品会社、飲料会社、流通会社、総合商社等の調達を持続可能にするプロジェクトに数多く参画されています。2018年に拠点を東京から京都に移し、地域企業の価値創造や海外発信の支援にも力を入れていて、環境省を筆頭に、農水省、消費者庁等の委員を数多く歴任されています。