
食品産業における持続可能性とは?【食品企業のためのサステナブル経営(第4回)】
前回の記事を読む:認証原材料の成り立ちと意味〜パームオイルを例に〜【食品企業のためのサステナブル経営(第3回)】
今回は食品業界における持続可能性(サステナビリティ)とは何かについてお話したいと思います。最近、サステナビリティという言葉をいろいろなところで聞くようになりました。おそらく、国連が2015年に「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」、いわゆるSDGsを採択したことによるところが大きいのではないかと思います。SDGsは17の目標から構成されていて非常に幅広く、様々な産業に関わりがあります。ただ最近のように何でもかんでもSDGsに紐付けて語られるのはちょっと行き過ぎだと思いますが…
今のやり方で食品産業は持続できない

サステナブル経営アドバイザー。株式会社レスポンスアビリティ代表取締役。東京大学理学部卒業、同大学院修了、博士(理学)。植物生態学の研究者としてマレーシアの熱帯林で研究をし、帰国後、国立環境研究所を辞して独立。その後は、企業と生物多様性およびサステナブル調達の日本の第一人者として、日本の食品会社、飲料会社、流通会社、総合商社等の調達を持続可能にするプロジェクトに数多く参画されています。2018年に拠点を東京から京都に移し、地域企業の価値創造や海外発信の支援にも力を入れていて、環境省を筆頭に、農水省、消費者庁等の委員を数多く歴任されています。