シンプルなのに、なぜ美味しい?アルメニアの食卓から【食品企業のためのサステナブル経営(第45回)】
前回の記事を読む:原料はもう毎年違う、という前提で開発する【食品企業のためのサステナブル経営(第44回)】
先月後半は、生物多様性条約COP17(第17回締約国会議)に参加するためにアルメニアへ1週間ほど出張してきました。こんな会議でもなければ、おそらく一生の間で訪問することなどなかった国だと思います。そして実際に行くまでは、どんな料理があるかも全くわかりませんでした。
けれど行ってみたら、着いた日の朝に路上を歩くと、とても色の濃い野菜をたくさん売っているのを見て、「この国は食事が美味しそうだ」と直感しました。そしてそれは、その日の夕食から裏付けられます。
シンプルだけれども美味しい、そしてシルクロードの支線も通った東西交通の要地にあって、昔から周辺のさまざまな文化が混じり合い、美味しいものがたくさん集まってきたのです。そんなアルメニアの食文化を、今回はいくつかご紹介したいと思います。
素材がそのまま味になる
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足立直樹
サステナブル経営アドバイザー。株式会社レスポンスアビリティ代表取締役。東京大学理学部卒業、同大学院修了、博士(理学)。植物生態学の研究者としてマレーシアの熱帯林で研究をし、帰国後、国立環境研究所を辞して独立。その後は、企業と生物多様性およびサステナブル調達の日本の第一人者として、日本の食品会社、飲料会社、流通会社、総合商社等の調達を持続可能にするプロジェクトに数多く参画されています。2018年に拠点を東京から京都に移し、地域企業の価値創造や海外発信の支援にも力を入れていて、環境省を筆頭に、農水省、消費者庁等の委員を数多く歴任されています。