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健康志向の人たちに支持される「酵素玄米」とは?その効能と作り方

健康志向の人たちに支持される「酵素玄米」とは?その効能と作り方

酵素玄米とは?


玄米を寝かせて作る、酵素玄米。美と健康に意識の高い人たちを中心に、少し前から人気を集めています。酵素玄米とは一体どんなものなのでしょうか。今回は、酵素玄米の概要や効能、簡単な作り方についても紹介します。
酵素玄米は、玄米を小豆などと一緒に炊いた後、3日程度保温して寝かせて作られます。玄米に含まれる酵素の働きにより、普通の玄米に比べて栄養価が高まるとされています。酵素玄米が人気を集める主な理由として、「食べやすい食感」があります。寝かせて熟成させることによって「モチモチ」の食感に変化するため、玄米独特の「ボソボソ」した食感が苦手な人もおいしく食べることができます。
また、酵素玄米は普通の玄米に比べて消化しやすいのも大きな魅力です。「玄米を食べるとお腹を壊しやすい」「消化できないので玄米は控えている」という人にも支持されています。

酵素玄米のつくり方


酵素玄米を作るために、特別な道具は必要ありません。家庭用の炊飯器があればおいしく作ることができます。では早速作ってみましょう!
用意する材料は、玄米3合、小豆30g、自然塩小さじ1です。玄米と小豆を水で洗ってから、ボウルに入れて泡だて器などで3~5分間混ぜて、玄米の表面に傷をつけます。その後、6時間以上浸水させて、炊飯器で炊きます。
玄米が炊き上がったら15分程度蒸らした後、しゃもじなどで底からしっかりと混ぜて、3日程度保温します。保温している間は、1日1回混ぜるようにします。この混ぜる作業を省くと、玄米が固くなったり味が落ちたりしてしまいます。できあがった酵素玄米は、10日以内に食べるようにしましょう。もし食べ切らない場合には、小分けにして冷凍保存するようにします。もし異臭や異変を感じる場合には、腐敗している可能性もあるので処分するようにしましょう。
玄米を食べる時に気になるのが、残留農薬の問題です。お米に残った農薬は胚芽やぬかの部分にたまりやすいといわれています。精米することで取り除かれる部分ですが、玄米の場合は農薬が残っているとそのまま体に入っていきます。玄米を使用する際には、農薬残留検査を行ったものを選ぶなど、意識するようにしたいですね。
昨今注目を集めている酵素玄米は、自宅でも簡単に手作りできます。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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