キユーピー、新ブランド「GREEN KEWPIE」で、“サステナブルな食”を打ち出す
キユーピー株式会社(本社:東京都渋谷区)は、プラントベースフードなど「サステナブルな食」に特化した新ブランド「GREEN KEWPIE」を立ち上げ、初めての商品として国内向けに「植物生まれのごまドレッシング」と「植物生まれのシーザーサラダドレッシング」を発売します。この新ブランドは、世界的に注目されているプラントベースフードを中心に展開し、国内外で新しい食の選択肢を提供することを目指しています。
第一弾は国内向けにプラントベースのドレッシング2品を新発売
「GREEN KEWPIE」は、植物性原材料を使った商品や、健康や地球環境に配慮した商品を展開する新しいブランドです。健康志向や環境問題に対する意識が高まり、欧米ではプラントベースフードが注目されています。同社は、地球と人の両方が持続可能で、毎日続けられる食生活を実現したいという思いから、このブランドを立ち上げました。日本でも、肉や魚だけでなく、ヨーグルトやチーズなど、様々なプラントベースフードが登場しており、今後も市場の拡大が予想されます。
キユーピーの調査によれば、食品の中で、サラダに使うドレッシングは、プラントベースフードへの期待や利用意向が高いことが分かっています。そこで、「GREEN KEWPIE」第一弾として、国内向けにプラントベースのドレッシング2種類を新発売することになりました。
「続けられるおいしさ」にこだわった、ごまドレッシングとシーザーサラダドレッシング
今回発売した新商品は、卵や乳などの動物性原材料の代わりに植物性原材料を使用したドレッシングです。これらのプラントベースのドレッシングは、素材の風味やまろやかなコクが感じられる味わいが特徴でありながら、カロリーカットも実現しています。 「植物生まれのシーザーサラダドレッシング」では、一般的なシーザーサラダドレッシングの主原料である「チーズ」の代わりに豆乳やみそなどを使用し、チーズらしいコクとうま味を再現しました。また、2つの商品とも、長年のマヨネーズ研究で培った乳化技術により、卵を使用せずに乳化状のなめらかな物性に仕上げています。日々の食生活に取り入れやすく、継続できる「おいしさ」「手軽さ」を実感できるように作り上げています。
メニュー例:焼きにんじんとケールのサラダ(ごまドレッシング使用)
メニュー例:アボカドと豆と穀物のシーザーサラダ(シーザーサラダドレッシング使用)
業務用や海外商品にも「GREEN KEWPIE」を展開へ
同社はこの夏以降、国内市販用では、昨年3月に通信販売を開始した「HOBOTAMA 加熱用液卵風」と「HOBOTAMA スクランブルエッグ風」を、国内業務用では、「HOBOTAMA(スクランブル)」、「プラントベースタルタルソース」などを、新たに「GREEN KEWPIE」ブランドで展開していきます。さらに、海外で販売するプラントベースフードにも「GREEN KEWPIE」ブランドを広げていく計画です。
■ 商品ページ:
GREEN KEWPIE 植物生まれのごまドレッシング
GREEN KEWPIE 植物生まれのシーザーサラダドレッシング
【情報提供元:PRTIMES】
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