
コロナ禍における、フードバンクの意味や役割とは?
コロナ禍で苦境に立たされている人達を救う取り組みが、全国各地で進んでいます。そのひとつが、フードバンクによる活動です。
活動事例を紹介する前に、まずフードバンクとはどんな意味なのでしょうか。
フードバンクとは?
一般社団法人全国フードバンク推進協議会のホームページによれば、次のように定義されています。
「フードバンクとは、安全に食べられるのに包装の破損や過剰在庫、印字ミスなどの理由で流通に出すことができない食品を企業などから寄贈していただき、必要としている施設や団体、困窮世帯に無償で提供する活動です。」
フードバンクの活動は、1967年にアメリカでスタートしたもの。アメリカには200以上ものフードバンクの団体があるとされています。また、フランスやカナダ、オーストラリアなどでもフードバンクの活動が盛んです。ちなみに、日本でフードバンクの活動が始まったのは、2000年以降とされています。
フードバンクの活動が進む背景には、食べられるのにも関わらず廃棄される「食品ロス」や、「子どもの貧困問題」などが深く関わっています。これらの根本的な課題を解決するためには、行政や企業、地域住民と連携しながら、フードバンクの活動していく姿勢が求められるでしょう。
コロナ禍における、NPO法人セカンドハーベスト・ジャパンの取り組みとは?
日本で初めてフードバンクの活動をスタートしたのは、「NPO法人セカンドハーベスト・ジャパン」という団体です。この団体では、食品製造メーカーや農家、個人から食べられるのにも関わらず廃棄される食品を集めて、児童養護施設の子どもたちやDV被害者のシェルター、路上生活者など必要とする方に届ける活動を行っています。
また、コロナ禍における新しい取り組みとして、経済的に厳しい状況に置かれた学生に対して、食料を支援する活動をスタート。食料の支援により、学業の継続をサポートすることを目指しています。具体的な内容としては、「学生証+奨学生証」「学生証+公共料金支払書」などを提示することで、予め決められた「パントリー」「フードパントリー」という場所で食料を受け取ることができます。
日本ではまだまだ認識の薄いフードバンクですが、コロナ禍における貴重な活動が各方面から注目されています。その活動の意味や役割を認識し、自分や自社にできそうなことを考えてみてはいかがでしょうか。