求めていた商品がここに!シェアシマ掲載から3か月で販売成立【永和物産】
食品原料の輸入販売を主軸に60年以上の歴史を持つ永和物産株式会社。香料や食品添加物を扱う同社は、国内の食品業界に長年貢献しながら、従来の販売方法に加えて新たな顧客層やマーケットの開拓にも挑戦しています。そんな同社が、シェアシマを利用することで得られた具体的な効果や、今後の展望についてうかがいました。
話を聞いた相手
左から)営業部 部長 南則充さん、営業部 池田大輔さん、品質保証部 執行役員 今井規夫さん
- 自社サイトのみでは、商品情報の十分な認知が難しいと感じていた
- 営業リソースの範囲を超え、効率的な商品PR手法を模索していた
- 単独での展示会出展では、顧客や同業他社への効果的なアピールに限界があり、業界全体への認知拡大に課題があった
- 商品情報〜問い合わせ対応まで一元管理できるようになった結果、顧客に商品情報を伝えやすくなった
- これまで想定していなかった新規顧客からの問い合わせが入り、商品が幅広い分野に届くようになった
- ほかのシェアシマ会員と共同で展示会に出展し、顧客の相互紹介や新規顧客層へのアプローチが可能となった
老舗食品商社、多様化する顧客ニーズに応える
永和物産株式会社は、1963年に設立された食品原料の専門商社です。主に食品香料、食品添加物、乳酸菌などを国内外から調達し、日本市場へ供給しています。特に食品香料の分野では、幅広い商品を取り扱い、品質や安全性にこだわった厳選された原料を提供しています。
現在の食品業界は以前と比べて顧客のニーズが多様化しており、原料調達のスピードや効率化が求められる時代です。そうした変化に対応するため、同社ではデジタル技術を活用して顧客接点を広げる必要性を感じ、シェアシマの活用を開始しました。
情報発信強化を目指して、シェアシマサービスの導入へ
永和物産がシェアシマを知ったのは、2022年の展示会でした。当時、情報発信に関する課題を抱えていた同社は、限られたリソースの中で効率的に新規顧客にアプローチする手段を探していました。シェアシマが業界向けの専門媒体「シェアシマinfo」を運営していることを知り、新しい情報発信ツールとしての可能性に興味を持ったのがきっかけです。
展示会でシェアシマのサービスについて話を聞いた今井さんは、「自社のリソースだけでは実現が難しい情報発信をサポートしてもらえる点が魅力でした」と語ります。シェアシマを通じた情報発信の方法についてアドバイスを受けたのち、シェアシマ原料検索サービスの導入へと踏み切りました。
掲載から3か月で販売成立!チキンブロスパウダーの成功事例
シェアシマに原料を掲載したことで、永和物産の商品がどのように顧客に届いたのでしょうか。その一例として、「チキンブロスパウダー」の成功事例が挙げられます。
チキンブロスパウダーの事例について話す南さん
「自社サイトだけでは、顧客が興味を持つ商品の詳細情報や規格書にアクセスしにくいという課題がありました。しかし、シェアシマでは商品概要や規格書、問い合わせフォームが一貫して揃っています」と語るのは南さん。これにより、顧客が必要な情報に迅速にアクセスできるようになり、顧客側の問い合わせのハードルも下がったのではないか、といいます。
実際、「チキンブロスパウダー」をシェアシマに掲載した際には、グーグル検索で上位に表示され、掲載後すぐに問い合わせがありました。顧客の中に一年間もチキンブロスパウダーを探し続けていた方がおり、「諦めかけていたところで、ようやくシェアシマ経由で見つかった」とのこと。掲載から3か月で販売に至り、シェアシマのプラットフォームが顧客ニーズとピタリと合致した好例となりました。
思わぬ需要に驚き!シェアシマ掲載で広がる原料の使用用途
また、永和物産が取り扱う原料「アイソロン」も、シェアシマによって新たな可能性を見出しました。「アイソロン」とは、ホップから抽出したイソアルファー酸が苦味を付与する苦味料です。シェアシマに掲載したことで、予期しない用途の問い合わせがあったといいます。
「アイソロンを分析機関の試薬として使用したいという問い合わせが2件あり、1件は即座に購入が決まりました。もう1件は大学の研究室からの問い合わせで、試薬としての活用について話が進んでいます。」(南さん)
シェアシマへ掲載したことで、想定していなかった顧客層へのアプローチが可能となり、新たなビジネスチャンスを生み出した事例です。
「一体感が生まれた」合同ブース出展で感じた新たな連携
シェアシマでは、展示会への合同出展を通じて、会員企業の認知向上を図る取り組みをスタートしました。永和物産は、10月23日~25日まで開催された「食品開発展2024」で、シェアシマ合同ブースに出展したうちの一社です。シェアシマ主催の合同ブース出展を通じて、ほかの会員企業と共に一体感を持って盛り上げる経験をしたといいます。
シェアシマ合同ブースに訪れた来場者に対して、商品説明をする同社の様子
「まるで一つのグループになったような一体感があり、とても心強かった」と南さんは語っています。シェアシマの会員企業同士で顧客を共有し合うなど、集客の相乗効果が生まれ、参加企業全体でブースを盛り上げることができたといいます。こうした『場』がもたらす結束力や連携の価値を、強く感じていただいた様子が伺えます。
今後も、こうした会員同士の合同出展に期待されており、業界内での認知向上とビジネスチャンスの拡大に意欲を見せて下さいました。
新たな顧客層だけでなく、既存顧客へのアプローチも
また、シェアシマを通じて新規・既存顧客ともに接点が増えていることは、永和物産にとって新たな成果だといえます。
新・旧顧客へのアプローチの変化について語る池田さん
「従来は香料メーカーなどの中間加工業者が主要顧客でしたが、今では個人経営の事業者など、末端消費者に近い業種からも問い合わせが増えています。新しい市場に効率的にアプローチできる点が、シェアシマの強みであると感じます」と池田さんは語ります。
南さんも、「シェアシマのページには匿名性があり、顧客が気軽に問い合わせできる点が良い」と語っています。今後、既存顧客の掘り起こしや、問い合わせのハードルを下げることに対しても、シェアシマを活用することでさらなる顧客基盤の拡大を図っていく予定です。
永和物産の事例からは、長年の課題であった情報発信力や顧客との接点が、シェアシマによって強化され、さらには顧客基盤の広がりを実感させる内容が伺えました。今後、シェアシマが食品業界のデジタルプラットフォームとしてさらに活用され、食品業界全体の成長に貢献できるよう、引き続きサービス強化を進めてまいります。
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