
つくるvol.04|ロゴ・ネーミング(長田編)〜理念を伝え、記憶に残る「旗印」のつくり方〜【想いを形にする商品開発】
全国には、特別な想いを持ってユニークな活動をしている企業が数多く存在します。しかし、その想いや活動が、お客様や社会にうまく伝わっているかというと、残念ながらそうではないケースがほとんどです。
そこで、100社を超える企業のブランディング支援を行う株式会社ビスポークが、支援の現場で企業にお伝えしている「想いを形にする商品開発」の方法を連載することにいたしました。ビスポークが企業とともに実際に行っている商品・ブランド開発の流れに沿って、事例も交えてお伝えしていきます。
市場に出たときに「どう伝わるか」を形にする。その役割を担うのが ロゴとネーミングです。商品そのものの価値を引き出し、生活者に選ばれるために欠かせない要素といえます。
今回は、数多くの企業ブランディングを手がける株式会社ビスポーク代表取締役の長田に、「ロゴ・ネーミングの役割と作り方」について聞いてみました。
広告会社を経て、ビスポークを設立。クライアントとの丁寧なヒアリング(対話)を重視しながら、組織の理念作成からBI(ブランド・アイデンティティ)開発、内外に向けたクリエイティブ開発まで、クライアントが対面している状況、市場環境を加味し、企業に合わせた隅々までフィットするコンサルティングを提供。世界三大広告賞のカンヌライオンズ、The One Showをはじめ、D&AD、NY ADC、iF デザイン賞、グッドデザイン賞、毎日広告デザイン賞など国内外の受賞多数。著書に『ブレイクスルーブランディング』(クロスメディア・パブリッシング)、『うまいを上手く伝えて売れるを作る』(ダイヤモンド社)がある。
ビスポークの商品ブランディングフロー
「つくる」とは?
「考える」段階で定めたコンセプトを実際の形に落とし込むのが、「つくる」の工程です。ここでは、まず試作品を作成し、プロトタイプとして具体化していきます。
試作品を手に取ることで、デザインや機能(食品であれば味や食感など)がコンセプト通りに仕上がっているかを検証。さらに、量産時の課題や現場での再現性を見極めながら、調整と修正を重ねることで、最終的に市場で選ばれる商品へと磨き上げていきます。
ロゴとネーミングは企業や商品の
「顔」であり「旗印」

食品業界に携わる方々に向けて、日々の業務に役立つ情報を発信しています。食品業界の今と未来を示唆する連載や、経営者へのインタビュー、展示会の取材、製品・外食トレンドなど話題のトピックが満載!さらに、食品開発のスキルアップや人材育成に寄与するコンテンツも定期的にお届けしています。