食品の企画開発をサポートする

つくるvol.05|パッケージデザイン(長田編)〜差別化とブランド育成を実現するパッケージ戦略〜【想いを形にする商品開発】

つくるvol.05|パッケージデザイン(長田編)〜差別化とブランド育成を実現するパッケージ戦略〜【想いを形にする商品開発】

全国には、特別な想いを持ってユニークな活動をしている企業が数多く存在します。しかし、その想いや活動が、お客様や社会にうまく伝わっているかというと、残念ながらそうではないケースがほとんどです。

そこで、100社を超える企業のブランディング支援を行う株式会社ビスポークが、支援の現場で企業にお伝えしている「想いを形にする商品開発」の方法を連載することにいたしました。ビスポークが企業とともに実際に行っている商品・ブランド開発の流れに沿って、事例も交えてお伝えしていきます。

消費者が店頭で商品を手に取るその一瞬に、大きな影響を与えるのがパッケージデザインです。パッケージはブランドの“顔”であり、企業の想いを伝える重要な媒体でもあります。今回は「稲庭うどん小川」のパッケージリニューアル事例をもとに、開発の裏側と考え方を株式会社ビスポーク代表取締役・長田が解説していきます。


長田 敏希

株式会社ビスポーク 代表取締役
ブランドコンサルタント・クリエイティブディレクター

広告会社を経て、ビスポークを設立。クライアントとの丁寧なヒアリング(対話)を重視しながら、組織の理念作成からBI(ブランド・アイデンティティ)開発、内外に向けたクリエイティブ開発まで、クライアントが対面している状況、市場環境を加味し、企業に合わせた隅々までフィットするコンサルティングを提供。世界三大広告賞のカンヌライオンズ、The One Showをはじめ、D&AD、NY ADC、iF デザイン賞、グッドデザイン賞、毎日広告デザイン賞など国内外の受賞多数。著書に『ブレイクスルーブランディング』(クロスメディア・パブリッシング)、『うまいを上手く伝えて売れるを作る』(ダイヤモンド社)がある。



ビスポークの商品ブランディングフロー
「つくる」とは?

「考える」段階で定めたコンセプトを実際の形に落とし込むのが、「つくる」の工程です。ここでは、まず試作品を作成し、プロトタイプとして具体化していきます。

試作品を手に取ることで、デザインや機能(食品であれば味や食感など)がコンセプト通りに仕上がっているかを検証。さらに、量産時の課題や現場での再現性を見極めながら、調整と修正を重ねることで、最終的に市場で選ばれる商品へと磨き上げていきます。

縮小市場で求められた差別化
稲庭うどん小川が直面した課題

執筆者プロフ シェアシマ編集部

食品業界に携わる方々に向けて、日々の業務に役立つ情報を発信しています。食品業界の今と未来を示唆する連載や、経営者へのインタビュー、展示会の取材、製品・外食トレンドなど話題のトピックが満載!さらに、食品開発のスキルアップや人材育成に寄与するコンテンツも定期的にお届けしています。

同じカテゴリの記事

つくるvol.04|ロゴ・ネーミング(長田編)〜理念を伝え、記憶に残る「旗印」のつくり方〜【想いを形にする商品開発】

つくるvol.04|ロゴ・ネーミング(長田編)〜理念を伝え、記憶に残る「旗印」のつくり方〜【想いを形にする商品開発】

つくるvol.03|開発・製造(近野編)〜値頃感と驚きを織り込む「つくる」現場の思考法〜【想いを形にする商品開発】

つくるvol.03|開発・製造(近野編)〜値頃感と驚きを織り込む「つくる」現場の思考法〜【想いを形にする商品開発】

つくるvol.02|開発・製造(近野編)〜“なんちゃって”で終わらせない本質的な商品づくり〜【想いを形にする商品開発】

つくるvol.02|開発・製造(近野編)〜“なんちゃって”で終わらせない本質的な商品づくり〜【想いを形にする商品開発】

つくるvol.01|開発(稲葉編)〜「つくる力」が企業を進化させる〜【想いを形にする商品開発】

つくるvol.01|開発(稲葉編)〜「つくる力」が企業を進化させる〜【想いを形にする商品開発】

考えるvol.06|ベンチマークの設定(近野編)〜理想と現実のギャップを埋め、驚きを生み出す〜【想いを形にする商品開発】

考えるvol.06|ベンチマークの設定(近野編)〜理想と現実のギャップを埋め、驚きを生み出す〜【想いを形にする商品開発】

考えるvol.05|マーケットリサーチ(近野編)〜お客様視点が導く、ロングセラー商品づくり〜【想いを形にする商品開発】

考えるvol.05|マーケットリサーチ(近野編)〜お客様視点が導く、ロングセラー商品づくり〜【想いを形にする商品開発】