食品開発展2025「シェアシマ合同ブース」出展レポート〜業界をつなぐ6社が共創した3日間〜
2025年10月15日(水)〜17日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催された「食品開発展2025」は、出展登録671社・1,074小間、来場者数37,716人と、昨年に続き大盛況を記録しました。
シェアシマは、今年も「合同ブース」として出展し、食品原料・OEM・マーケティング・AI・分析など、各分野から6社が集結。来場者との活発な商談・情報交換を通じて、「食品業界の新たな連携と価値創出」を体感する3日間となりました。

“モノづくり”から“価値づくり”へ

「食品開発展2025」は、食品産業の技術革新と共創の場として、これまで以上に“つながり”を意識した展示会となりました。
今年は、原料メーカーや機能性素材企業に加え、OEMや受託製造を手がける企業の出展が目立ち、「つくる力」を求める食品メーカーや健康食品メーカーからの相談・商談が多く見受けられました。開発・製造・マーケティングを一体で支援するソリューションが増え、“モノづくり”から“価値づくり”へと進化する食品業界の姿が見られたのが今年の特徴です。
こうした潮流の中で、シェアシマ合同ブースは「業界をつなぐ共創の場」として、異なる強みを持つ6社が協働し、リアルな商談・情報交換を通じて、業界の新しい可能性を発信しました。
シェアシマ合同ブースの概要
「シェアシマ合同ブース」は、食品業界で活動する企業が“協働して出展”する共同展示形式。それぞれの強みを活かしながら、互いの顧客層へアプローチし合う“相互送客型”の展示が特徴です。ブース内では、来場者と各社が直接対話できる環境を整え、技術・サービス・情報発信の新しい交差点として注目を集めました。
出展企業と展示内容
AskDoctors総研/エムスリー株式会社
ー医師の知見を生かしたプロモーション・商品開発支援ー
医師との共同開発や、医師の推奨意向によるプロモーションを紹介。機能性食品・健康食品開発担当者等から、具体的な相談を受け名刺を交換しました。「新しい形のマーケティング」に高い関心が寄せられました。
株式会社mob
ーAI×LINEで変わる、次世代の受発注DXー
販売管理・分析ツール「アニマルオフィス」を展示。LINEを活用した受発注自動化の実演では、食品メーカー・卸・商社の担当者が足を止め、「現場での省力化イメージが具体的に湧いた」との声が寄せられました。
株式会社タケトモ電機
ー【おいしさ】を数値化する食感測定装置「テンシプレッサー」のご紹介ー
咀嚼を再現して食感を定量化する技術を実演。ブースではグミを用いたデモ測定を行い、研究開発・商品開発の関心を集めました。「食感の見える化」というテーマや咀嚼回数等の興味深いデータの実演を実施しました。
株式会社SARAH
ーデータが導く「選ばれる理由」 FoodDataBankー
100万件以上の口コミデータ『SARAH』を活用した市場分析ツールを紹介。来場者からは「ヒット商品の裏づけを数字で見える化できる」との反響もあり、今後の共同研究や導入検討の相談も行われました。
株式会社for Crafts
ーAIがつなぐ、最適なOEM製造先と専門人材のマッチング「CRFT」ー
AIを活用したOEMマッチングの仕組みをデモンストレーション。新商品開発や製造委託を検討する企業から相談が寄せられる場面もあり、また、専門人材マッチングに関しても問い合わせがありました。
ICS-net株式会社(シェアシマ)
ー食品メーカーを支える「原料検索サービス」ー
食品原料データベース、OEMマッチング、記事配信など、シェアシマが展開する各機能を紹介。今年は特に、「原料検索」の案内を行い、開発者の課題の一つをサービスに置き換えてPRしました。

★原料商品の掲載を希望される企業様は、会員登録(無料)で10品まで掲載可能です。
「共創」を実感できた3日間|来場者・出展企業の声

会期中のシェアシマ合同ブースは、終日多くの来場者で賑わいを見せました。
ブース内では各社がデモンストレーションや試食、画面を用いたプレゼンを行い、立ち止まる来場者との会話が絶えませんでした。特にOEMや受託製造に関する相談が目立ち、原料供給から製品化までを一気通貫で支援するソリューションへの関心の高まりを感じられました。出展企業同士の協業の芽も生まれ、「共創」を実感できる3日間となりました。
来場者からは、
- 「シェアシマブースは、一度に多様なサービスを確認できるのが良かった」
- 「実際のデモを見ることもでき、シェアシマに登録していることで、色々案内をしてもらえるのはありがたい」
- 「特に、シェアシマ会員を中心にガイドをしてもらえるのは特別感があってよかった」
など、シェアシマ合同ブースに訪れた会員の方から喜びの声をいただきました。
また、出展企業からも、
- 「異分野の企業と同ブースで交流できたことで、相互送客の新しい形が見えた」
- 「一社単独では得られない相乗効果があった」
とのコメントが寄せられ、ブース全体での来場者紹介やシェアシマ会員への案内など、連携の成果が見られました。
今後の展望
シェアシマは今後も、オンラインとリアルの両面から食品メーカーの課題解決を支援し、業界全体のDXとサステナビリティを推進してまいります。
2026年の展示会でも、さらに多様なパートナー企業とともに、「共創による新しい価値づくり」をテーマにした出展を予定しています。
「合同展に参加したい」「シェアシマ会員について詳しく知りたい」などございましたら、問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
